2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

服従哀奴ターミ#11 『入氷』

『入氷』

激しい鞭のご調教が終わりました。
 
ザクッ・・・・

ご主人様は
 木の枝に私を吊るすロープを
  お切りになりました。

「ついて来なさい・・・。」

ドサッ
 ジュジュジュ・・・

雪の中に落ちたバケツは
 水蒸気と共に
  雪を溶かす音を響かせました。

「は・・・はい・・・。」

ご主人様の後を追い、
 私は転ばないように後を追います。

雪山が時折り
 降り降ろす雪煙が視界をさえぎります。

”ああ・・ご主人様・・・。”

ご主人様の
 背中を失わないように目を凝らします。 

数秒の白い闇が幾時間にも思われ
 ご主人様の広い背中を
  垣間見る度にその悦びに
   心が震えます。。。

ジュジュジュ・・・・

クリトリスで引っ張るバケツは
 まだその中身を真っ赤に燃やし
  新雪の上を水蒸気を上げながら
   そりの様にすべります。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

雪の冷たさを
 足の裏は既に感じていません。
  雪の中ただひたすらに
   ご主人様の後を追いました。

「さあ・・・
  着いたぞ。。。」

そこには
 氷を張らせた池が佇んでいました。

「ここに入って
  火を消すんだ・・・。」

私はその薄氷の下の
 水の冷たさと深さを想い
  足がすくみます。
  

「いやか・・・?」

純情奴隷
nyuuhyou


「・・・い・・いえ・・・は、入ります。」

ご主人様・・・
 私はあなたに嫌と言いたくは
   ありません。

あなたのために
 わたしのために
   嫌と言いたくありません。。。

いずれの時も
 ご主人様
  あなたの心の思いのままが
   わたしになるように。。。

------------------------------------------

<あとがき>

年末に描いて
ターミちんのところに送った作品。
明日か明後日にこの続きを
掲載しちゃう予定です。

ではまたね。。。
ふぃが

服従哀奴ターミ#10 『風・・荒ぶ時』

『風・・荒ぶ時』

キィィン・・・・

鼓膜を鋭く突く凍てつく空気
  深海の蒼のような空の下
   
風・・荒ぶ時
 雪を舞い散らし
  雪煙が私を包む

風・・荒ぶ時
 この眩しすぎる雪煙を晴らし
  あの世界に私を誘(いざな)う
   あの方は現れる・・・

雪を踏み締める遠くの気配
 雪煙の向こうに目を凝らし
  その姿を待ち望む・・・

待ち臨む余りの空耳か
 垣間見る雪煙の向こうには
  遥かに拡がる白き雪原のみ

待っています・・・

この白銀の世界に
 猛禽の贄の如くこの身を吊るし
  雪の中に去る背中に送った想い   

待っています・・・

時に暖かく
 時に厳しく
  私の心と身体に沁み渡る声
   
待っています・・・

ブワッ・・・・

風・・荒ぶ時
 一糸纏わぬ
  私の身体を舐めていく・・・
   ああ
    既に私はあの方が誘う世界に
     置かれている
  
ブワッ

風・・荒ぶ時

「冷えたか・・・?」

「え・・?」

濛々たる雪煙が晴れ
 愛しき方の姿が一瞬にして現れる
  奇跡の現実は
   如何なる幻想よりも
    私の心を躍らせる

「い・・いえ・・・
  だ・・・大丈夫です・・・!」

震えるのは
 凍えた為ではなく
  凍てつく肌をも痺れさせる
   心の悦びからのもの・・・

「暖めてやろう・・・。
  さあ・・足を開け・・・。」

「は・・・はい・・・。」

ビンッ・・・・
 ガシャ・・・

「んん・・・くぅっ・・・!」

最も敏感な
 陰核の環に
  奇跡の陶酔から
   醒めさせる確かな重み

「んん・・・
  いぃいぃぃっ・・・!」

「・・・我慢できるな・・?」

「は・・・
  はい・・・。」

「ふふ・・・。」

宿泊先の栞が
 愛しき方の手元で
  炎を点じられた・・

シュッ・・・
 ボア・・・・
  パサッ・・・

それは鎖に繋がれた鉄の桶の中に
 重みも無く投じられ
  瞬く間に鉄の桶の中の
   黒い塊を引火させていく・・

「ああぁ・・・。」

青紫の炎が巻き起こる様は
 幾つもの鬼火の渦にも似て
  私を慄かせる・・・

「暖まるだろ・・・?」

愛しき方の声が
 ポツリ響き・・・

「は・・・はいっ
 ・・・あ・・あひっ・・・」

怖れとは裏腹に
 声に応える私・・・

風・・荒ぶ時
 紅蓮の炎が巻き起こり
  筋肉を引き攣らせ
   拡げる私の内腿を
    舐めあげていく・・・

風・・荒ぶ時
 愛しき方に瞳を転じれば
  その手元には 
   冬の陽の光に光る鞭・・

「あ・・あぁ・・
  ど・・どうぞ・・・。」

「ああ、いくぞ・・・。」

風・・荒ぶ時
 ああ・・
  この時、
   この瞬間のために生きている
    生の悦びを感じる瞬間・・・

バシイィィィィンッ・・・・!

「ンンンイ・・・ィ・・・・・ィィィィッ!」

空を切り、
 凍てつく素肌を張り裂く衝撃に
  脳髄までもが痺れ慄く・・・

ビュオオォォッ・・・!

バッシィィィィィ・・・・ン!

「ンアアァァッ・・・・!」

肉をそのまま
 削ぎ落とすような衝撃

陰核を苛む炎の錘は
 引き千切れんばかりに揺れ動く
  
その痛みを厭う暇(いとま)なく 
  革の鞭は雪煙を裂く

鞭責
荒ぶ時


バッシィッィィィィ・・・ン!

「ンンンィィィィ・・・・!」

痛みが限界を越し、
 思考が薄れ掛ける・・・

「まだいけるな?」

遠のきかける意識を
 愛しき方の声が覚醒させる・・・

「んくく・・・
  ・・は・・はい・・・
   ま・・まだ・・・
    い・・いけます・・・。」

ブアァァ・・・ッ

風・・荒ぶ時
 雪を舞い起こし
  白い世界に私の悲鳴をかき消されていく
   ああ・・ 
    私の声など隠されてもいい

風・・荒ぶ時
 今の・・・
  この時があれば・・・

------------------------------------------------
あとがき

んん。。。。
 寒かったり
  熱かったり
   痛かったり

支離滅裂な展開に
 自己反省。。。
  許してね、
   ターミさん。。。

ふぃがろ

服従哀奴ターミ#9 『震えるとき』

『震えるとき・・』

震える我が身の所以を
 誰ぞ知る・・・

震える我が身を
 舐める雪風か・・・

震える我が身を照らす
 冷たい冬の陽か・・・


nie


ああ・・

震える我が身の所以が
 内なる想いにあることを・・

震える我が身を
 苛み愛撫する人に・・・

震える我が身を
 晒す想いに有ることを・・・

ああ・・・

震える我が身の
 贄たる悦びを・・・

今・・・

震える我が想い
 如何に伝えん・・・


---------------------------------------------
あとがき。。。ふぃがろ

夜歩き回ったあと、
倒れたターミさん。。。

樹の陰からずっと見ていた
ご主人様にお風呂に入れていただきました。

身体が暖まった後・・・
ご主人様に再び
寒風荒ぶ雪の中に吊るされたターミさん

身体の震えは寒さの所為ではないのと
伝えています。。。。

責め待つ想いを伝えています。。。

良くわからん文章で
ごめんなさい。。。

また感想もらえると嬉しいです。。。

さて、自転車乗って遊びに
行ってこよっと。。。

ふぃがろ

ターミ&奴 どっちがいい??

『どっちがいい??』

秋の訪れ、
 紅葉が真っ赤に染まり、
  地面に敷き詰められていきます。
   
”どっちがいい??”

紅葉の舞う中
 二人の声が聞こえてきます。。。
  どちらの枷を選ぶのか。。。

二人奴隷
docchi1


”どっちがいい??”

二人のご主人様が
 相談する声も聞こえてきます。。。

秋ですね。。。

服従哀奴ターミ#7 『まどろみ』

『まどろみ』


生きている柵(しがらみ)全てから
 解脱されたよう・・・ 
  心地よいまどろみの中・・・
   遥か遠くから何か聞こえてくる・・・


この安らぎ
 ・・・この落ち着き
  ・・・この微かな虚脱感
   全てが優しく私を包んでいる・・・
    逝ってしまったのだろうか・・・


ん・・・
 それでもいい・・・
  今のこの柔らかな時を
   このまま感じられるなら・・・ 

  
遥か彼方からの声・・・
 懐かしさすら感じる暖かい声・・・
  私の鼓膜を震わせ
   指先まで・・・
    髪の毛の先まで・・・
     その言霊が行き渡ることを 
      何億何兆もの細胞が覚えている・・・
       活かされている記憶を呼び起こす・・・


あれ・・・
 生きてる・・・
  耳元に甘く囁く声・・・・


madormi3




”おまえは私が守る。

  私はいつでも、
    
   どこでも、

    おまえを包んでいる。”



ああ・・・
 生きてる・・・


腕に・・・
 胸に・・・
  その声の如き
   暖かな湯水が愛しき掌から注がれる  


  
”おまえは一人でいるときも、
   
  いつでもどこでも

   私に守られている。

    見えないだろうが、

     私の強い力で抱きしめられている。”



ああ・・・
 どんな責めを受けても構いません


だから・・・


 ただ・・・
  今はこのままで・・・


2層のガラスを凍てつかせる
 雪よ・・・
  氷よ・・・
   私は何れ
    そちらに向かうものです・・・
     必ず向かうものです・・・  


だから・・・


  ただ・・・
   今はこのままで・・・


ああ・・・


気を失った振りを装う罪深さは
 厚い胸の中で
  逞しい腕の中で
   私の胸の奥を甘く責め苛ませる
  

けれど・・・


  ただ・・・
   今はこのままで・・・


止まれ・・・時よ・・・   
 

  ただ・・・
   今はこのままで・・・


  ただ・・・
   今はこのままで・・・

      

プロフィール

ふぃがろ

Author:ふぃがろ
ふぃがろです。
よろしくお願いします。

最新トラックバック

カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR