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変わらない・・でも・・・


『迎えに来るんだったら
  露出たっぷりで迎えに来いっ!』

たった
それだけが
書かれたお手紙でした

けれど
私の心は悦びに
満ち溢れていました

なぜならば・・・
ずっと逢いたくて逢えなくて
思いが募るばかりだったから

「もう諦めなさい・・・。」
刑務官の方の声に心が動かされ始めた日々の
お手紙でした

大丈夫かな・・・?

”・・これで大丈夫かな・・・?”

鏡の中に映る自らの姿に
不安を覚えます

それはよし兄ちゃんの
期待に応えられているのかという不安と
それに相反した人前に肌を晒すことへの不安です

この8年間
私は世間の目を避けて暮らしてきました

8年前の事件・・・

私の存在は名を伏せられましたが
近隣はおろか全国に事件の概要は知れ渡り
父は新工場建設に事寄せて
離れた土地に越してくれたのです

見学する幸絵

女子高に進学し
何事もなかったように私は静かに・・・いえ、
それは”臆病に”という表現のほうが相応しく

女子高であってさえも肌を晒す
恐怖と羞恥心に抗うことはできずに
卒業までの3年間を過ごしました

高校時代のプール授業

私が親元を離れ
東京の大学を選択したのは
それを克服するためだったのですが

灼熱の路上で・・・

真夏でも
厚手のブラウスを着こむ私は
時に嘲笑の的にもなりました

結局のところ
やはり私は人目を気にしたキャンパスライフを過ごし
卒業を迎えました

腋汗沁みる厚手のブラウス

私はそのまま
東京で就職先を得て暮らしました

中村電工の後継者となるためにも
経験を積んだほうが良いと父も承諾してくれました

でも真実は・・・
おばさまとの関係を知ってしまったことが
父との距離を置きたく思った
本当の理由でした

贖罪の手始めに
大学時代を過ごした賃貸マンションを引き払い
安いアパートに引っ越しました

アパート引っ越し先

大手の商社に入社できた私は
給料もできる限り
よし兄ちゃんの貯金に回すように心掛けました

社会人となっても
相変わらず私は眼鏡の奥に隠れて生きていました

仕事は作業と違うんだ・・・

配属先には
当然ながら先輩の男性社員がいました

仕事の相談や
アドバイスに悩んでくれる
親身な姿に
だんだんと普通に笑顔を
見せることができるようになっていきました

失敗もあるけど・・・でもね

入社から一年半が過ぎ
私は直属の上司となった先輩の
アシスタントを務めるようになりました

残業で遅くなりそうなときは
仕事の話をしながら
一緒に食事を済ますようにもなっていました

大きなプロジェクトを終えた
その晩は
街はクリスマスに彩られていました

初めてのデート

仕事の充実感と共に
いつしか男性への恐怖心が遠のいている
自分に気づいていました

”それは
  真島先輩だったから・・・”

そして・・・

「中村さん・・・!」

「えっ・・・?」

不意に呼びかけられ振り向くと
私の頬はふっと
彼の暖かい手で包まれていました

「え・・?
  ま・・真島先輩・・?
   あ・・・あの・・・」

え・・・ま・・真島先輩?

人前ではずっと外したことのなかった眼鏡を
優しく外されました

「あ・・・あの・・・。」

幸絵・・初めてのキス

唇から柔らなかな衝撃が
突き抜け
私の身体は硬直しました

”え・・・あの…あの・・・
  私・・・私キスしてる・・・?”

真島先輩の背中を
抱き返すことも
突き放すこともできないまま

やがて・・・

戸惑い・・・

「ご・・ごめん・・
  俺・・・中村さん・・・ゆ・・幸絵さんが
   辞めてしまうって聞いたから・・・・・・」

間島先輩は
申し訳なさそうにしながらも
誠実な声の張りは湛えたまま

「君のことが本気で好きで・・・どうか結婚を前提に・・」

嬉しいです・・・ほんとに・・・。

「あっ・・あの・・・
  私・・・あの・・・・嬉しかったです・・・
 真島先輩に
  そんな風に言って頂けるなんて・・・
   あの・・・今日の報告書を書かなきゃいけないから・・・」

「いや・・・その資料は・・・」

「お・・おやすみなさいっ・・・」

「あ・・・ゆ、幸絵さんっ!」

”ごめんなさい・・・
  真島先輩・・・
   私・・それ以上聞いたら・・・”

ごめんなさい・・・真島先輩

よし兄ちゃんへ
婚姻届けの手紙を出した頃でした

まだ返事もなく
一緒に暮らせるかも
判らない状態が私を不安定にさせていました

真島先輩・・・なんで・・・

”真島先輩・・・真島先輩・・・
  なんで・・・なんで私なんかを・・・
   好きだなんて・・・”

涙があふれて
止まりませんでした

真島先輩は何もなかったように
退社のその日まで振舞ってくれました

”真島先輩・・・私も・・・
  私もあなたのことが・・・”

信頼以上の
好意を抱いていました
でも・・・

行きます・・・!

使い慣れたジーンズを
露出のために裂きました

恥ずかしさよりも
よし兄ちゃんの笑顔を選びました

玄関を出ると
道端には所々雪がのこっていました

3月初旬の寒気が
露出した肌を刺します

恥ずかしくないわけはありません
けれど学生の頃よりも
少し勇気を持てた自分を感じていました

「まっててね・・・よし兄ちゃん!」

行くね・・・よし兄ちゃん

あれからもう一年・・・

東京の街は
クリスマスのネオンに飾られ始める頃です

「ふふん・・・
  うっ・・・蛆虫女・・・おらぁ・・・こっちだ・・・
    もっと、のっ・・呑み込めっ・・・おらぁっ・・・・!」

この蛆虫女・・・もっと呑み込め・・・
    
突き抜ける青さの初冬の空に
心から敬い申し上げている
愛しい蛆絵生殺加虐自在主様の
低い声が響きます

「おぅっ・・・?
  おらっ・・・もうおしまいかっ?くそ喰い虫?」

「いっ・・・いへっ・・・
  んんん・・・んぐっ、んぐふぅぅっ・・・・!
   ふひぃっ・・・ふひぃっ・・・!」

マゾ豚足に力を込めます・・・

「うっ・・・うぐっ・・・うぇおっ・・・うぐっ・・・!」

絶え間なく続く
激しい嘔吐感の中で

「うぐぅっ・・・」

マゾ豚足に力を込めて
蛆絵折檻竹刀様を呑み込みます・・・

「は・・・はひっ・・・はひぃ・・・」

"ああ・・・
  あと・・・1cm・・・いえ・・あと
   1mmでいいからああ・・・
  呑みたい・・・呑みたいです・・・
   もっと・・・もっと
    マゾにならないと・・・・”

あと1mmでいいから・・・

呑み込むために
マゾ腹をひねって挿入できる余地を探ります

”あぁっ・・・
  頑張って蛆絵っ・・・
    真正マゾ蛆虫になるんでしょっ!?”

あともう少しでいいから…入って

苦しさを求めるのは
醜い蛆絵のマゾ全裸を晒す恥ずかしさを
薄れさせてくれるからでした

”恥ずかしさも
 喜びにしなければいけないのに・・・”

それを誤魔化してしまう
ああ・・・まだ
私は・・・
蛆絵はいつまで経っても
本当に駄目なマゾう〇こ虫です・・・







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