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アスリートマゾ香坂美玖#13 『つらい朝』

『つらい朝・・・』

♪♪♪・・・・・・

「・・・ひっ・・・。」

美玖は携帯電話が奏でる音に跳ね起きました。
 圭子からの電話かと思ったからです。

♪♪♪・・・・

”ち・・・違った・・・。”

けれどもそれは
 美玖が毎朝起床する為にセットした
  アラーム用の選曲したものでした。

いつもはこのお気に入りのその曲を
 ベッドのまどろみの中で聞き、
  心地よく目覚めることができるのですが、
   今日は様子が異なります。

美玖は圭子から要求される
 隠微な姿態を深夜まで
  送り続けたのでした。

圭子の要求を果たした後、
 疲れ果てた美玖は
  そのままテーブルにうつ伏せ、
   眠ってしまったのです。

初冬の朝の部屋の寒さは
 頑健な美玖の身体にも深々と染み渡っていました。
  けれども、
   それ以上に美玖を震え上がらせたのは
    言うまでもない、
     悪夢のような昨日を思い起こさせる
      PCやデジタルカメラ、
       何よりも全裸でいる自分自身の状態でした。

学校での出来事、
 自宅に帰ってからの出来事、
  惨めな一夜の出来事が
   今、美玖の頭の中にまざまざと甦りました。

つらい朝
asa


”ああ・・・行きたくない・・・。”

その頭の中の残像が
 美玖に登校を止めたい気持ちに駆らせます。
  美玖は手を伸ばし、
   既に耳障りとも取れ始めた
    お気に入りの曲を奏で続ける携帯電話の
     演奏停止ボタンを押しました。

朝の光の中に
 雀の声が窓辺に聞こえてくる
  いつもの光景が美玖を包みました。
   けれども
    当の美玖だけが爽やかなこの環境に
     そぐわない状況にあるのです。

何よりも
 自分の身体が異臭を放っていることを
  美玖の敏感な嗅覚が告げていました。
   無意識にいつもの様に
    壁に掛けられた鏡を覗き込みました。

「あぁぁ・・。」

不意に覗いた鏡の向こう側に
 顔に大きくおぞましい文字を書き入れた
  全裸の女がいたのです。

”ううぅ・・・”

打ちひしがられた美玖は
 再びテーブルに
  頭をうつ伏せました。

”・・や・・・休もう・・・。”  

気を奮い起こそうにも
 身も心もどうにもなりません、
  鉛にでもなったような脱力感が
   美玖の全身を襲い続けているのです。

このまま眠りたいとも思ったのですが、
 汚れた身体のままで
  ベッドに入るのは
   匂いフェチを自分自身認める
    美玖にも憚れました。

熱いシャワーを浴びたい・・・、
 浴びて身体の汚れも疲れも少しでも癒したい・・・、
  美玖は鈍重になっている身体を
   やっとの思いで立ち上がらせました。

♪♪♪・・・・・♪♪♪・・・・・

”あああぁっ・・・”

バスタオルを手に取り
 全裸の身体に巻きつけようとしたその時でした。
  携帯電話が着メロを奏で始めたのです。

「い・・・いやぁぁ・・・。」

その着メロが圭子であることに
 間違い無いことを
  痛いほど知り得ている美玖は
   悲痛な声をあげました。
  
♪♪♪・・・・
 
携帯電話は鳴り響け続けます。

”・・・で・・・出なきゃ・・・・
  さ・・・3回以内にっ・・・!”

昨晩の約束を思い出し、
 美玖は3回目をコールし始める
  携帯電話を掴むと
   着信ボタンを押しました。

『・・・ふっ・・・あぶなかったね、
  もう少しで3回コール終わる所だったわね!』 
 
「は・・・はい・・・
  ごめんなさい・・・圭子様。」

『今、どこ・・・、
  もう学校の近くよね・・・?』

時計を見上げると
 いつも美玖が学校近くのバス停に
  着く時刻を少し回っていました。

”・・・もう、こんな時間・・・。”  

思い悩んでいるうちに
 美玖も驚くほどの時間が過ぎていたのです。

『・・・私、
 東校舎の裏にいるの・・・
  早くきてね・・・。』

「あ・・・ご、ごめんなさい・・・。
  あの、まだ私、家に・・・
   今日は・・や・・休ませ・・・」

『はぁぁぁっ?!
  何ふざけたこといってんのっ!?
    早く来なさいよっ・・・!
      あと10分で来なけりゃ
       ばら撒いちゃうわよっ・・!?』

「そ・・・そんな・・・、む、無理ですっ、
  10分だなんてっ!」

美玖の家からは2分ほど歩いた場所にあるバス停から
 15分ほどバスに乗り、
   更にバスを降りた後に
    1分ほど歩かなければなりません。
     ・・・移動だけでも18分は掛かるのです。

『だめぇっ・・・10分!』

「そ・・・そんな、せめて30分、
  いえ、25分でいいですから・・・。」

『ふんっ・・・じゃあ・・20分だけ待ってあげるっ!』

「そ・・・そんなっ!」

『よーいっ、スタートッ!』

「あぁぁっ!
  む・・・無理です・・・!」

『5秒経過・・・・プチッ・・・』

美玖の必死の哀願もむなしく
 圭子に一方的に電話を切られてしまいました。

「いっ・・・いやぁぁっ・・・!」

もう美玖に選択の余地はありません。
 
汚れたままの身体に
 足元にあった下着をそのまま履きました。
  せめて新しい下着をと思ったのですが、
   今更、選んで履き替える時間など、
    あるはずもありません。

”う・・上は、も・・もういいっ!”

ブラをせずに制服を着るのは
 気遅れしましたが仕方がありません。
 
”か・・・顔を、
  何とかしなくちゃ・・・っ!”

大急ぎで着替え終えた美玖は
 鞄とタオルを持ち、
  1階の洗面台に駆け込みました。

ドタタタタタタ・・・

「み・・・美玖ちゃんっ・・・!?」

階段をけたたましい音を立てて掛け降りて来る
 美玖の足音を聞いて
  美玖の母親がキッチンから
   声を掛けてきました。

いつもの香坂家の朝食時間は
 とうに過ぎており、
  父親は出勤をした後でした。

昨夜の様子と
 いつも起こさずとも自分から起きて来る美玖が
  降りてこない懸念を抱きつつも
   様子をみることに両親は決めていたのです。

それでも制服に着替えて
 駆け下りてきた美玖に母親が
  心配の声を掛けるのは当然のことです。
   キッチンから美玖の後に続いて
    洗面台に駆け寄ったのでした。

「み・・・美玖ちゃん、どうしたのっ・・・?
  今日・・・学校・・お休みす・・・」

「こッ・・来ないでっ!」

美玖は洗面台の給湯蛇口を捻り
 大量のお湯がシンクを叩いていました。

ガララッ・・・バンッ!

風呂の脱衣所も兼ねた
 洗面所の扉を美玖は母親の顔も見ず
  激しく閉じました。

額と顎にそれぞれ自ら書いた、
 ”金”の文字と
  ”玉”の文字を見られるわけにはいきません。

「・・・美・・・・美玖ちゃん・・・?」

美玖の母親は
 扉の前に立ち尽くすしかありませんでした。
  その母に申し訳ないと思いつつも
   美玖は溜まったお湯にタオルを漬けて
    洗顔フォームを顔に塗りつけ
     額と顎に刻まれた
      おぞましい文字を擦りました。

”ああ・・・も・・・もう、
  2分過ぎちゃった・・・!

擦り続け渦上に盛り上がる
 泡の中に溶け出す
  マジックの赤い液体を見つめながらも
   刻一刻と時間が過ぎていくのに
    美玖は気が気ではありません。

”ああっ・・は・・・早くしなきゃ・・・”

暖かい濡れタオルを額と顎に強く擦り付けて
 ピンク色に染まる泡をふき取りました。

”だ・・・駄目・・・まだ”

うっすらとではあるけれど
 まだ精液を作る男性器官の俗称が
  読み取れました。

再び、美玖は洗顔フォームを
 塗りつけて擦り始めました。 
 
”あぁぁっ・・・
  も、もうこんな時間・・・!”

既に残り時間は
 15分を回っていました。
  美玖は振り向きざま
   洗面台の扉を開けました。

ガラガラ・・・バンッ!

「キャッ・・!」

ドンッ・・・バタタッ・・・

扉の向こう側で
 様子を伺っていた母親に
  慌てて飛び出した父親似の大柄な美玖が
   思い切りぶつかったのですから
    華奢な身体つきの母親は一溜りもありません。

母親は扉の向かいの壁にぶつかり
 尻餅をつきました。

「あぁぁ・・・。」

「・・・・・!」

泡だらけの額と顎の顔を晒した美玖は
 何か喋ろうものなら
  すぐにも泣き出してしまうと思い
   廊下の床から不安げな顔で見上げる
    母親に声を発することができませんでした。

”ごめんなさい・・・お母さんっ!
  ば・・ばかだ、
   私・・・ばかだ・・・”

このような状態を引き起こしたのは
 もとはいえば
  自分の性癖にあったことに
   美玖は自分を責めました。

ダダダ・・・

哀しい想いに包まれながらも
 美玖はそのまま濡れタオルと鞄を片手に
  もう片方の手の親指で顎を
   中指と薬指で額の泡を擦り続けて
    玄関を走り出て
     そのまま庭の物置の前に回りました。

鞄と濡れタオルを地面に置き、
 スチール製の物置の扉に手を掛けました。
 
ガキッ・・・・

「くっ・・・!」

物置の扉には鍵が掛かっていたのです。 
 美玖の力を持っても開くものではありません。
  美玖は濡れタオルで泡を拭き取ると
   そのままそれを庭に投げ捨て
    片足を持ち上げました。

蹴撃
syuugeki2


「えいっ!!」

バコッバココォォンンン!

美玖は懇親の力を込めて
 物置の扉を蹴破ったのでした。

ガシャシャシャ・・ン!

物置の扉を庭に投げ出し、
 中にあった母親の自転車を引きずり出しました。

”あ・・・あと・・・13分っ!”

母親の自転車に飛び乗りました。
 物置の鍵が掛けられている為
  常には母親も自転車には鍵を掛けてません。

「美・・・美玖ちゃん!」

腰に手を当ててその母親が
 玄関から出てきた時、
  その脇を大柄なその身体には
   小さすぎる自転車に乗った美玖が
    風のように通り過ぎていきました。

ガチャコン、ガチャコン、ガチャコン・・・・

健やかな筋肉を浮かび上がらせる
 美玖の脚力に伸びた婦人自転車のチェーンが
  悲鳴をあげていました。

「美・・・美玖ちゃん・・・ううぅ・・・・。」
 突然の娘の変貌を嘆く母親の
  咽ぶ泣く声が道路に躍り出ようとしていた
   美玖の耳にも届きました。

”ご・・・ごめんなさい・・・・っ!”

美玖は涙を溢れさせ、
 自転車をこいだのでした。

-------------------------------------------------------
あとがき

うーん・・・
 まさか物置を蹴破るとは
  玄関飛び出るまで
   私も思いませんでした。

がんばれ美玖ちゃん。。。

Nu・・・Nu・・・Nu・・・

nu1130


時々、
 奴ちゃんを
  描きたくなりますね。

そろそろ
 奴ちゃんの
  本編の話に
   戻っていこうかと思います。

奴ちゃんの話は
 切ないお話ですので
  うん、
   覚悟しないと
    いけないですね。。。

ではでは。。。。
  

アスリートマゾ香坂美玖#12 『自虐自慰』

『自虐自慰』

美玖の必死のリダイアルは続きました。
 しかし何度鳴らしても
   圭子が出ることは無く、
    留守番サービスセンターに
     繋がれるだけでした。

その度に
 美玖は自分の勘違いや、
  自らの行為について詫びて
   何とか恥ずかしい自分の画像を
    送信しないように哀願をしたのでした。

それでも
 圭子の許しの確証を得たい美玖は
  留守番電話サービスが終わると
   再びリダイアルしてしまうのです。

美玖は耳に宛がう受話スピーカーから
 聞こえる呼び出し音を
  焦燥に歯を震わせて聞き続けます。

そして
 8回目のリダイヤルの時でした。

プルルルゥ・・・
  プルルルゥ・・・
   プル・・ピッ・・

呼び出し音が途切れ、
 圭子の怒鳴り声が
  美玖の鼓膜を破るかのように響きました。 

『なによっ!!うるさいわねっ!』

”あ・・で・・・出てくれた!”

「あ・・・っ
  け・・・圭子さん、いえ圭子様・・・。
   あ、あの・・・画像は・・・私の画像は・・・。」

『ふん、さっき、
  送るって言ったでしょ・・・?!』

「え・・・あ・・そ、そんな・・・。」

けれど美玖はすぐに
 圭子に非難することはしませんでした。
  学校での時のように
   また美玖を陥れるための
    Bluffである可能性も有るからです。

「ご・・・ごめんなさい・・・。
  そうですね。
   私が悪かったんです・・・。
    そ・・送信されても仕方ないです。」

『・・・あら、素直になったじゃない・・・、
  ふーん、反省してるの・・・?』

圭子は美玖の殊勝な言葉に反応し
 先程までの荒々しい言葉を和らげ
  すこし穏やかな声で問い掛けてきました。

「は・・・はい・・・、
  わ・・・私が勘違いしてました。
   申し訳ありません。
    圭子様の仰る通りでございました。」

携帯電話を耳に押し当てる美玖は
 まだ送っていないことに望みを掛け、
  何とか圭子の機嫌を取り繕おうとしました。   

”だめ・・・、今は逆らっちゃ駄目・・・。”

心の中で
 無名の新入部員に”様”付けをして
  媚を売っている自分の情けなさを堪え
   言葉では
    不実なその相手に
     より丁寧に話しかけるのです。

『ふん、少しは賢くなったようね・・・。』

圭子が”賢くなった”という意味が
 従順になったという意味か
  圭子のBluffを読んだという意味にとったか
   美玖には判りませんでした。

『ふん、まだ、送ってないわよ・・・。
  けれど、それなりの罰は受けて貰わないとね・・・』

”あ・・・よかった、
  やっぱり送ってなかったんだ・・・。”

美玖は全身の緊張が
 一気に緩んだのを感じました。
  
”まだ・・・大丈夫、
  なんとか・・・なんとか、
    画像を消すことができれば・・・”

美玖の頭の中では
 圭子の家に忍び込んでPCを破壊することすら
  浮かび上がっていました。
 
『ねぇっ?!聞いてるのっ!?』

「は・・・はい・・・。」

安堵と今後の目論見に耽っていた美玖に
 大きな声で圭子が電話の向こうで
   問いただしてきました。

『罰を受けるのよっ!」』

「は・・・はいっ、
   ・・・罰をお願いします。」

美玖はここで
 圭子に逆らう愚を侵さず
   素直に従うことにしました。

『まずは携帯のメモリーをPCに移しなさい・・・。』

「は・・はい・・・。」

美玖はPCを立上げ、
 携帯からメモリーを取り出しました。
  そしてホルダーごとPCに移す作業をしました。

『さて・・・罰よ。
  デジカメ持ってきなさい・・・。
   新しいのこの前の大会の時に
     持ってきてたわよね?!』

「は・・・はい・・・。」

美玖は悪い予感を胸に抱きつつ、
 命令に従いました。
  自分の机の引き出しから
   この前購入したばかりの
    デジカメを取り出したのでした。

『持ってきたら
  裸になりなさい・・・。』

”ああ・・・やっぱり・・・”

美玖の悪い予感は当たりました。
 けれど圭子の言葉に
  逆らうわけにはいきません。

「は・・・はい・・・。」

美玖は制服と下着を脱ぎ捨てました。
 制服を着て通り過ぎただけで
  母親に気付かれた異臭が
    美玖の熱くなった体温と共に
     部屋中に広がりました。

その刺激臭は
 通学路の空気や
  部屋の匂いで既に緩和されていた
   美玖の嗅覚を鋭く襲いました。

”あぅぅっ・・・この匂い・・・。”

他人には居た溜まれない悪臭は
 美玖にとってはその身を
  恍惚とさせるのに甘美なものとなります。
   じゅんと股間に熱いものが滴るのを感じました。

『じゃ・・・次はありったけのメダルを首に掛けて
  背中に廻しなさい・・・。』

「え・・・?」

『メダルよ・・・あんた何個も持ってるでしょ・・・!』

圭子は美玖が匂いで
 陶酔し始めていることなど知る由もなく、 
   美玖が唖然とするような指示を出してきたのでした。

「は・・・はい・・・。」

美玖は圭子に言われたとおり、
 本棚の上のガラスケースに並べられた。
  ジュニアの全国大会や世界大会で得た
   8個のメダルを取り出し、
    背中にメダルが来るように首に掛けました。

「か・・・掛けました・・・うぐ・・・。」

8個のメダルはその重さで
  美玖の呼吸を切なくさせます。
    深く吸い込もうとするために
     更に嗅覚が研ぎ澄まされ
      美玖を淫らな思いに駆らせるのでした。

”ああ・・・オナ・・・オナニーしたいっ・・・したいよっ!”

美玖自身が信じられない、
 淫らな思いが心に渦巻きました。

『じゃあ・・・マジックで額に縦に”金”って
  書いて・・・。』 
 
「え・・・”金”ですか・・・?」

『そうよ、今度のゴリンピックで取るんでしょ?』

惜敗を期した今年の大会・・・、
  四年後の次回こそはと誓い合った諸先輩の
   顔を美玖は思い描きました。

「・・はい・・・。」

『ふん・・・それだけじゃつまんないわね・・・
  顎に”玉”って大きく書きなさい・・・!』

「・・・・玉・・ですか・・・?
  ・・・あぁっ!」

美玖にもその言葉の配列の意味は
 すぐにわかりました。
  その屈辱は耐え難いものがありました。
    用意したデジカメは容易にこの後の展開を
     予想させているからです。

「か・・・書けません・・・。
  そんなこと・・・書けません。」

その言葉の意味は知っていても
 18年の生涯の中で
  一度も口にしたことの無い言葉です。
   それを顔に書き入れることを
    圭子は要求しているのです。

『・・・なんでよっ!?』

「だ・・・だって・・・
  そんな言葉・・・。」

『”だって”ってなに?
   あんたバレーボール命なんでしょ?
    なら玉って書いてもおかしくないでしょ?』

「その・・・つ・・続けて読むと・・・
  だから・・・。」

『何・・・?
  わかんない・・・続けて読むとどうなの?』

美玖には圭子がその文字の配列が
 判っていながら判っていない振りを
  していると思えてなりませんでした。
   けれど、言わざるを得ません。

「き・・・金玉・・です。
  そんな言葉、顔に書けません・・・。」

『きゃははは・・・・
  何、そんなこと考えてたの?
   あんた、可笑しくない?』

「・・・うぅぅ・・・だ・・だって」

『そんなことばっかり考えているから
  あんなことするのね・・変態!』

「く・・・。」

悔しさが美玖の心を苛みます。
 けれど怒りを抑えなければなりません。

『・・・関係ないじゃないっ!
  私は金メダルの”金”、
   バレーボールの”玉”
    って言ってんだから・・・
     早く書きなさいよっ!! 』 

「あの・・・では”たま”は”球”と
   書いていいですか?」

『だめーっ!
  私のアイデアを侮辱したから
   その侮辱の通り”玉”って書きなさいよっ!!』

結局、どちらにしても書かす
 心積もりだったのです。
  美玖は諦め机の中のマジックを探りました。

「あの・・・
  赤しかないです・・・。」

『いいわよっ、赤でも黒でも、見えればっ!』

美玖は机の引き出しから
 赤マジックを取り出しました。

『・・・書いたっ!?早くしなさいよっ!』

「・・・うぅ・・・、
  い、今から・・・書きます。」

美玖は鏡を覗きました。
 瞳に涙を浮かべた自分がいました。
  人差し指でそれを拭い、
   その手で前髪をかき上げました。

”ああ・・・”

美玖は溜息をつきながら、
 大きく額に”金”と書きました。

”ああ・・・ほ・・・ほんとに書くの?”

美玖は自問しながら
 顎にマジックペンの先端を近づけました。

”・・・逆らったら、
  次は何をさせられるかわかんないわ・・・”

美玖は覚悟を決め
 顎に”玉”と書き入れました。
  本当なら一生自分が口にしなくても
   良かったはずの男性器の一部を顕す言葉が
    鏡に映った自分の顔の中心に
     堂々とのさばっていました。
     
その屈辱に耐えがたいものを感じながらも
 美玖は圭子に報告をしなければなりません。

「で・・・出来ました・・・。」

悔しさを押し殺し
 電話の向こうの年下の命令者に
  努めて声を細め穏やかに伝えます。  

『そしたら、右手の中指と薬指を良くしゃぶってる所を
  デジカメで撮って!
   ・・・・顔の文字もわかるようにね。』

”くぅ・・・・い・・いつか、
  いつかみてなさい・・・。

美玖は昂ぶる怒りを抑えながら
 返事をしました。

「・・・・・・はいっ。」

美玖はデジカメの前にしゃがみ込んで
 タイマーのボタンを押しました。

ピッ・・

そして右手の中指と薬指をしゃぶり、
 そこで動きを止めました。

ピッ・・・ピッピピピピピピ・・・
パシャッ・・・

デジカメに美玖の恥ずかしい姿が納められました。

『ほんとにやりながら撮った・・・?
  まず、その一枚送りなさいよっ・・・!』

「は・・・はい。」

美玖はデジカメをPCに繋げました。
 そして今撮った自分の顔の写真を選択し、
   圭子へメール発信をしました。
   
『ギャハハハ・・・・ッ、あはは・・・
  ほ・・ほんとにやってる!』

電話の向こう側で
 美玖の耳をつんざく様な
  圭子の馬鹿笑いが響きました。

『あはっははは・・・あ~お腹痛いっ!
  き・・金た・・ま・・・あはっ・・・あははは・・・』

止まらない圭子の笑い声と
 PCのモニターに映る自分自身が送った
  惨めな姿に美玖は唇を噛みました。

「う・・・うぅぅ・・・っ」

さっきまでの恍惚とした思いとは打って変わり
 悔しさが美玖の口内に
  唇の血の味を拡げました。

『じゃあ、次・・・、
  自分のパンツを嗅ぎながら
   お尻の穴に中指と薬指突っ込んで
    オナニーしてるところ送ってよ・・!』

「そ・・・そんなことっ!・・で・・できるわ・・・・。」

流石に美玖もその命令の惨さに
 悲鳴に似た拒みの声をあげました。
  お尻の穴に指を入れてする自慰行為など
   考えたこともありません。
    トイレやお風呂で
     洗い流し拭う時にのみに
      触れるだけの場所です。

『ふーん・・・出来ないの・・・?
  ・・・それなら・・・』

美玖に逆らう余地はありません。
 圭子の言葉は激しく無い分
  逆に圧力を美玖に与えるものでした。

「し・・します・・・。しますから・・・っ・・・ああぁっ!」

涙声になりつつ、
 美玖は再びデジカメのタイマーをセットしました。
  そしてさっき脱ぎ捨てた自分の下着を
   拾い上げました。

いつもは練習の後
 着替えてから帰ってくるために
  そのまま洗濯される汚れた下着は 
   今日は股間に擦り付けたシューズの匂いや
    竹刀の柄の匂いと共に
     美玖自身の汗と女の分泌液の匂いを
      漂わせて美玖の手の中にいます。

美玖は左手に持ったそれを
 鼻と口に押し当てました。

「・・・んくっ・・・すぅぅぅ・・・っ!」

”ああぁぁ・・・こ・・・この匂い・・・”

その香りは   
 屈辱的な思いに打ちひしがられている美玖を
  再び恍惚感に誘(いざな)います。

”ああっ・・・”

切羽詰った状況に美玖の心は乱れました。

”・・・もう、もうどうしたら・・・”

『お尻と顔が良く見えるように撮るのよっ!』

床に置いた携帯電話から圭子の声が響いてきます。

「ああ・・・は・・はいっ・・・」

快楽の香りに包まれた美玖は
 僅かに口の部分だけ下着をずらし、
  鼻にはそれを押し付けたまま
   右手の中指と薬指を口に差し入れ
    もう一度しゃぶりなおしました。

その後 言われたとおり
 身体を捻らせデジカメの方にお尻を向けました。
  唾液の滴る中指と薬指をそのままに
   右手の親指でデジタルカメラの
    シャッターボタンを押しました。

ピッ・・・ピピピ・・・

またタイマーの音がデジタルカメラから響き始めました。

「すぅぅぅっ・・・ああっ・・・はぁはぁはぁ・・・。」

美玖は自分の下着の匂いを嗅ぎながら
 中指と薬指の先端をそのピンクの菊穴に宛がいました。

”も・・・もう・・・あぁぁっどうにでもしてっ・・・!”

交互に襲う、悔しさと隠微な恍惚とした淫らな思いに
 気が狂わんばかりの美玖はやにわに
  中指と薬指に力を込めて
   自らの尻穴に押し入れたのでした。

「あぁぁっ!あぁあっっ・・・・!」

ピピピ・・・パシャッ!

自虐自慰
jigyakujii


「ああぁぁぁぁ・・・・っ」

クリトリスでしか自慰行為をしたことの無い
 美玖にとって尻穴を
  自らの指とはいえ
   犯し割り拡げられる刺激は
    脳髄を痺れさせるのには
     十分すぎるものでした。

「あぁぁ・・・・ひぃぃ・・・いいっぃぃ・・・。」

美玖は涙を流しながら
 尻穴に入れられた中指と薬指を
  グニグニと捻らせて
   その悦びに喘ぎ続けていたのでした。

185cmもの恵まれた肢体をくねらせ
 首に廻したメダルたちが
  カチャカチャとぶつかり鳴り響く音と
   美玖の喘ぎ声が
    電話の向こうの圭子にも伝わりました。

『あはは・・・ほんと豚ね・・・
  この声も録っちゃお・・・。』

床に置かれた携帯電話からの圭子の声は
  初めての肛虐自虐自慰にふける
   美玖の耳には届かなかったのでした。

------------------------------------------
あとがき
うーんん。。。
 長文になってしまった。。。
  最後まで読んでくれる人が
   いるかどうか心配。。。 

まだ懲りずに
 読んで下さる方、
  いらっしゃいますか???????

今日は寝ます。。。
 おやすみなさい。。。 

ふぃがろ

アスリートマゾ香坂美玖#11 『翻弄』

『翻弄』

恥辱の撮影会から解放され
 やっと家に帰ることができた美玖は
  2階の自分の部屋に駆け上がり、
   そのままベッドに泣き伏せました。

コンコン・・・コンコン・・・
 「美玖ちゃん・・・どうしたの?」

いつも夜遅くまでの練習をして
 帰宅時間が遅くなるのを
  承知している両親ですが、
   今日は既に12時近くになっていました。

必ず顔を合わせ
 帰宅の挨拶を交わす美玖が
  遅くなった今日に限って
   廊下を走り過ぎて行ってしまったのです。

訝しげに思った
 美玖の母は階段を登り、
  美玖の部屋のドアをノックしたのです。

「な・・・、
  何でもないよ・・・!
   練習に熱が入りすぎて
    疲れただけ・・・・・、
     ごめん・・・今日このまま寝る!」

「・・・・お風呂はどうするの・・・?」

美玖の母親は
 いつもと違う美玖に戸惑いました。
  態度だけではなく、
   彼女が通り過ぎた跡に
    鼻を突くような
     異様な臭いが漂っていたからです。

美玖はいつも
 部室で秘密の行為をした後、
  その残り香を消す為に
   必ずシャワーを浴びて帰ります。

けれども
 今日は圭子たちから逃げ出したくて
  開放された途端にシャワーを浴びずに
   服を着てそのまま逃げ出してきてしまったのです。

「・・・あ・・明日の朝、
  明日の朝・・・入るよっ・・・!
   ごめん・・・疲れたから寝るっ・・・!」

「美玖ちゃん・・・ちょっと美玖ちゃん・・・。」

「ごめん・・・ほんと疲れたの・・・。」

ガチャン・・・
 滅多に掛けることの無い
  部屋の鍵を美玖は内側から掛けました。

暫くその場所に佇んでいたであろう
 母親の階段を下りていく音が
  聞こえてきました。

「うううぅぅ・・・・っ!」

ドアノブを握り締めて
 美玖は泣き崩れてしまったのでした。

♪・・・♪・・・・

 携帯電話の着信メロディが流れました。
  その音で目が醒めた美玖は
   電話の表示を見ました。

”圭子さん・・・”

女子バレー部員のアドレスと電話番号は
 全て登録をされています。
  お気に入りのメロディも
   今はまるでレクイエムの様に
    美玖には聞こえてきます。

ふと時計を見ると
 時間は午前1時を少し回っていました。
  ドアの袂で1時間近くも泣き寝入ってしまったのです。

♪・・・♪・・・♪・・・・

出るのを躊躇していた美玖ですが、
 なかなかそれは止みません。
  美玖は覚悟を決めて
   着信ボタンを押したのでした。

「も・・もしもし・・・。」

『何ですぐ出ないのっ!!
  30回近く鳴らしちゃったじゃないっ!』

「ご・・ごめんなさい・・・!」

『今度、3回以内に出なかったら
  みんなに写真ばらまくからね・・・!』

「・・・・ご、ごめんなさい、
  それだけは・・・許して・・・許してください。」

『・・じゃぁ、気をつけるのねっ・・ほんとにするわよ!』

「は・・はい、ごめんなさい、
  必ず・・必ず3回以内に出ます。」

『・・・ふん、まあいいわ・・・。
  じゃあ、さっき言ったとおり、
   早く送ってよ・・・』

靴置き場での撮影会で
 圭子達の携帯電話の記録容量がいっぱいになり、
  美玖の携帯電話でも撮影を始めたのです。
   帰宅後それを送る約束をさせられていたのでした。

「・・・・は・・・はい。」

逆らえば、
 またどんなことを言われるかもしれません。
  美玖は素直に返事しました。

『あ・・・そうだ、
  あんた携帯で送らないでよ!
    時間かかるから・・・。』
  
「え・・・?」

『メモリー取り出してPCで送ってよ。
  ・・・あんたんちも光でしょ!?』

「は・・はい・・・、
  そ・・そうで・・す・・・。
   え・・・あぁっ!」

『・・・な・・・何よ、大きな声出して・・・』

「け・・圭子さん、
  あの時・・・まだ送れてなかった・・・の・・・?」

圭子が既に自宅のPCに送ったとのことを信じて
 圭子ら二人の携帯電話、
  自分の携帯電話のメモリーにもいっぱいに
   写真を撮影されたのです。

『あはっ・・・気付いた?
  あんな重いのそんな瞬間で送れる訳
   ないじゃない・・。
    鈍いわね・・・・あはは・・・。』

「・・・・うぅ・・・。」

悔しさに美玖は震えました。

『でも、もう遅いわね・・・。
  ほんとにPCに記録移しちゃったもん。。。
    あはっPCでも2分くらい掛かったよ・・・。』

「ひ・・・ひどい・・。
  騙したのね・・・?」

『何言ってんの、
  送信ボタンを押したのはほんとよ!
    勝手にあんたがもう手遅れだって思っただけじゃないっ』

「そ・・・そんな・・・だって・・・!」

『あんたが鈍いのを私達の所為にして・・・、
  わかった、送ってやるわ
   みんなに・・・あんたの趙恥ずかしい画像っ!
    ブチッ・・・ツーツーツー・・・』

「え・・・あ、あのちょっと・・
  あぁ・・ご、ごめんなさいっ!
   ま・・まって・・・送らないで・・・!」

圭子が一方的に切った電話に
 美玖は哀惜の悲鳴をあげました。

”け・・・圭子さん、ま・・・待って・・・
  お願い・・・圭子さんっ・・・お願い・・・っ!”

美玖は心の中で必死に祈りながら、
 携帯電話の着信記録を震える指で呼び出し、
  圭子の携帯電話にリダイヤルしたのでした。

プルルルゥ・・・プルルルゥ・・・プルルルゥ

”出て・・・ねぇ・・・出て、
  お・・・お願い・・・圭子さん・・・っ”
  
美玖はカチカチと上下の歯を鳴らし
 携帯電話を鳴らしました。
  10回コールした後に呼び出し音が途切れました。

「ああっ・・・け・圭子さん・・・あの・・・」

『こちらは留守番電話サービスです。
 ただ今、電話に出ることができません。
   ピーッと言う発信音の後20秒以内で・・・』

「そ・・・そんな・・・。」

『ピー・・・・』

「あ・・あの・・・圭子さん、
  ごめんなさいっ・・・私が悪いんです。
   許してください・・・。
    あの・・・
     き・・・きっと・・・
      いえ・・・
       圭子さんは悪くありません・・・。
        だ・・・だから・・・・あの・・・。」

『ピー・・・・このメッセージで・・・』

”ああ・・・だめっ!もう一回・・・”


ピ・・ピ・・ポ・・・
プルルルゥ・・・プルルルゥ・・・プルルルゥ・・・

やはり圭子は電話に出てくれません。
 またしても留守番サービスセンターのアナウンスが流れました。

『ピー・・・』
哀願
翻弄


「あ・・・あの、圭子さん、
  ごめんなさいっ
    私の・・・お、お願い私のあの画像、
     みんなに送らないで・・・・
      私が悪いんです・・・
       何でもします・・・
        だから・・・だから私の恥ずかしい画像を
        送らないで下さい・・・お願いします・・・。」

『ピー・・・』

「うぅぅ・・・。」

一応はお願いする内容は伝えましたが、
 けれど、今この時も圭子はPCの発信ボタンを押している可能性は
   あります。

”も・・・もう一回・・・”

プルルルゥ・・・プルルルゥ・・・・プルルルゥ・・・

『ピー・・・ッ!』

「圭子さん、許してください・・・。
  電話に出てください・・・っ。
   送らないで・・・画像を送らないで下さい。
    何でもします・・・私、私・・・
     あんな恥ずかしい画像が世の中に出たら・・・
      私・・・生きてられません。
       だ・・・だから・・・。」

『ピー・・・・』

「うううぅ・・・な・・なんでこんなことに・・・。」

翻弄される美玖は涙に溢れた瞳を凝らし、
 また携帯電話のリダイアルを始めるのでした。
  
-------------------------------------------------
あとがき
ほんと、かわいそうな美玖ちゃん。
 圭子さんに翻弄されています。 
  どうするんでしょうね?

今回、ぜんぜん色っぽくなくてごめんね。
 次回はとっても色っぽくする予定です。

でもあまり
 期待しないで待ってください。
  ふぃがろ

ぬぬぬぬぬぬ・・・どどどどどど・・・

はい。。。
 こんばんわ。。。。
  ふぃがろです。。。

最近、
 ほんと寒いですね。。。
  仕事で大井競馬場の辺り
   小雨の中、
    ちょっと歩いたりしましたが
     コートを持ってくれば
      よかったなぁ。。。。
       と思ったりしました。

でもちょうど
 調教師さんに連れられて
  首を振り振りお馬さんが
   ケープだけを腰の辺りに
    掛けられて歩いていました。
     
お馬さんは裸同然だと考えると
 ちょっと贅沢なのかなぁと 
  思ったりして。。。

  
dodododod

南の島にでもいってみたいですね。。。
 奴ちゃん。。。

”いやっ!”

実は奴ちゃんは
 南の島が嫌いだったりします。
  ほっかいどーならいいそうです。

うーん。。。。
 それは北の島のような
  気がするのですが。。。
  

        

牛女畜奴#16 『変貌』

『変貌』

駅が見えました。
 終電も出て行った駅に
  待ち合わせの人も車もいません。
   香澄は遠くからそれを確認すると
    トイレに駆け込みました。
     水分を確保する為です。

トイレに駆け込むと
 洗面台の蛇口を捻り、
  勢い良く水を出しました。

ゴクゴクゴクゴク・・・・

どぶ川の水に比べれば
 水道の水ならば
  トイレの洗面台であろうが構いません。
   香澄は咽喉を鳴らして飲みました。

するとまた乳房が蠕動し
 見る見るうちに膨らみ始めました。
  香澄はどぶ川でしてきたように
   自分で乳首を引っ張り
    女牛乳を自ら搾り出し、
     洗面台に流しました。
  
”はぁ、はぁ、はぁ・・・”

乳房の蠕動も収まり、
 咽喉の渇きを潤し終えたあと、
  ふと顔を上げると
   変わり果てた自分の姿が
    香澄の目に入りました。

牛女

変貌


女子トイレの蛍光灯に
 白く照らされた香澄の姿は、
  昨日逃げ込んだ小川の水鏡よりも
   当然の如く
    鮮やかに映しだしていました。
     今の哀れな香澄の姿を映し出していました。

”ううぅ・・・”

この街に着たばかりの日に
 同じこの鏡に自分を映したことを思い出しました。
  あまりにも変わり果てた自分の姿に
   打ちひしがれる想いに駆られました。

”な・・・なんで、こんなことに・・・”

明日への希望に溢れ
 笑顔を浮かべていたあの日と
  全裸であるにも関わらず
   その姿は人間の女性のものではなく   
    ホルスタイン模様に刺青がされ
     醜く大きく膨れ上がった乳房を
      重そうにぶら下げている
       余りにも異なる今の現実・・・。

牛女という異形の姿にされ
 今は食肉にされないように
  逃げ惑う哀れな自分が
   鏡の向こうに立っているのです。

”だめ・・・だめ・・・、
  今はそれどころじゃないでしょ・・・。”

深夜といえど
 いつ人が来ないとはいえません。
  蛍光灯が輝く駅の構内、
    香澄の姿を隠すものは無いのです。
    
香澄は涙があふれ出すのを
 何とか堪え女子トイレを出たのでした。

”生きて、生きてさえすればきっと・・・”

香澄はそう自分に言い聞かせ、
 駅の出入り口にある公衆電話に
  駆け寄ったのでした。

---------------------------------------------
あとがき

何とか駅まで着いた香澄さん。。。
鏡に映る異形の姿の自分。。。
水鏡に映った自分よりも鮮明に、
またこの街に来て寄った事のある
この女子トイレで
ふと昔の自分の姿を
思い浮かべてしまった次第です。

実はこのイラストは間違いがあります。
鏡に映っているのが
いつもの香澄さんです。
逆バージョンも作ったのですが、
どうもしっくり来ないのと
絵を見るときに
左側から目が行ってしまう習性が
人にはある(私だけ?)ので
そのままとしました。

ちなみに逆バージョンはこれです。

一昨年前


余り違わないかもしれませんね。。。(笑)






拷問虜囚ナディア#12 『下僕の謝礼』

注意:
拷問虜囚ナディアには流血描写があります。
苦手な方はお読みにならないで下さい。
               ふぃがろ


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

『下僕の謝礼』

「さてと、
いい加減、
  吐く気になったのかよっ!?」

ゲオルグは恐らく、
王家の私有財産の在り処を
聞いているのでしょう、
  貫かれた乳房の痛みに歪む
   エリアナ妃の顔を
  睨み付けながら問いました。

「はぁはぁ
 わ・・・・わたく・・し、
ほ・・・本当に、
  し・・・知りません、
   知らないんで・・す・・。」

痛々しい枯れた声は
 エリアナ妃のこれまでおかれた
  過酷な環境を
   ナディアに想像させました。

しかしその答えを聞いた
 肝心のゲオルグは
  見る見る不機嫌な面持ちになり
   エリアナ妃の乳房に刺さった
    鉄串をねじ上げました。

グイイッ!

「ひっ・・・!
  ひぎいいいぃぃっ・・・!!」

ナディアが耳を塞ぎたくなる
 エリアナ妃の悲鳴がまた
  薄暗い部屋の中に響きました。

「いい加減、
  聞き飽きたなぁっ
   その台詞っ!!
    ・・・ん~んん???」

ゲオルグはエリアナ妃に対し
 憎らしげに言葉を荒げ
  鉄串を左右に動かします。

「あああっ・・
  し・・・信じてください・・・
   ゲ、ゲオルグ様・・・。
    あぐぐくぅぅ・・・。」

枯れた喉で
 必死にエリアナ妃は訴えました。
  目の前の惨劇に悼たまれず、
   ナディアもゲオルグに
    涙を浮かべて哀願しました。

「ゆ、許してあげてください。
  ・・ご、ご存知ではないと
    仰ってるじゃないですか・・・?」

「ふ・・・、
  なに言ってんだお前・・・。
   知ってんだよ、
    こいつはっ!!
     ・・・ふんっ!」

ガンッ

「あがぁぁぁっ!」

ゲオルグは今度は
 エリアナ妃の股間を
  支える鋸の歯のついた梁を
   蹴り上げました。

「ひいぃぃっ!
 ・・・・・うぐくっぅぅぅ
   くうっぅ・・・。」

エリアナ妃は顔を歪ませ、
 その痛みに耐えています。
  エリアナ妃の股間からは
   また新たな鮮血が
    流れ出しています。

「ああぁ・・
  な・・・なぜ、
   エリアナ妃にお世話に
    なっていたんでしょう・・・?」

例え財宝を隠していたとしても、
 ゲオルグ自身はエリアナ妃に
  一角ならぬ世話になっていたのです。

ナディアには
 何故、ゲオルグに
  こんな酷いことが
   出来るのかがわかりませんでした。

先ほどゲオルグに聞いていた
 二人の関係の変貌に
  ナディアの頭の混乱は
   全く収まりませんでした。

「ああ・・・
  そうだな。
   世話になったさっ!!
    くくくっ・・・!」

卑屈な笑いを浮かべ
 またエリアナ妃の顔を見つめました。

「オー麗しい、
  皇太子妃様・・・
   お望みは・・・?」

おどけて
 ゲオルグがエリアナ妃に問いました。

「んん、ぐうぅ・・・
  あ・・・あの
   わ・・私は・・・
    な・・何も・・・
     私、私よりも・・・」

「むっふぅぅ!
  そうですか、
   皇太子妃様・・・。」

何かを訴えようとした
 エリアナ妃の言葉を
  ゲオルグは遮りました。

「おお、
  その枯れたお声・・・
   お喉がお乾きなのですねぇ。
    少しお待ちくださいませ。。。」

そう言うと
 ゲオルグはやにわにナディアの
  背後に回り
   ナディアの両脚を拡げるように
    抱えました。

「きゃっ・・・!
  な、何するのっ?」

突然抱きかかえられた
 ナディアは声を上げました。
  そしてそのまま
   エリアナ妃の眼前に
    ナディアの股間を近づけました。

「い・・・いやっ!」

ゲオルグが何を考えているのかを
 察したナディアは
  頭を震わしました。

「何が嫌なんだ・・・?
  皇太子妃が飲み物を御所望なんだ・・・。
   ご奉仕しないか・・・? 
    ほれ、出せ・・・?」

「い・・いや、
  出来ない・・・
   出来るわけないでしょうっ?」

悲惨なエリアナ妃の状態に
 気を奪われ
  いま僅かに薄らいではいますが、
   確かにナディアの尿意は
    限界を超えていました。
     
しかし放尿を
 人に・・・
  それも皇太子妃に向かって
   出来るはずは有りません。

「何を言ってるんだ・・・?
  ねぇっ?
   エリアナ様・・・?
    エリアナ様からも
     仰ってください・・・。」

相変わらず
 歪んだ笑いを浮かべたゲオルグは
  ナディアの小便を所望していることを
   伝えるように促したのです。


「あ・・・あが・・、
  は・・・はい、
   ・・お、お嬢様・・・
    ど、どうか
     私にお恵みを・・・」

エリアナ妃は
 苦しさを堪え無理に微笑を浮かべ、
  ナディアの放尿を望みました。

その諦観した微笑には
 ゲオルグに逆らえない
  哀れなエリアナ妃の立場が顕れ
   ナディアは余計に
    悼たまれなくなります。

「・・・で、
  ・・・出来ません・・・!
   わ、私、出来ません・・・!」

ナディアは拒みました。
 けれど
  ナディアを抱え込みながら
   それを聞いたゲオルグが
    突然、怒鳴りました。

「おらっ!
  出したくないってよっ!
   お前がしっかり
    お願いしねえからだっ!」

バキッ!

「うがはぁぁっ!」

排尿を拒むのは
 エリアナ妃が悪いとばかりに
  ゲオルグはまた
   エリアナ妃の股間を苛む
    鋸つきの梁を蹴り飛ばします。

「ひぐぅぅ・・・!
  お・・・お嬢様・・・
   わ、私は・・・
    おしっこを飲むのが
     大好きなんです。
 
 ど、どうか、
  変態の私に
   あなた様のおしっこを
    いえ・・・
     お・・お聖水を
      少しだけ飲ませて
       くださいませ・・・」

股間から新たな鮮血を
 零れ落としながら
  哀願する
   ナディアは困惑しました。

時が時であれば
 その尊顔すら窺うことが
  出来ないエリアナ妃が
   片田舎の娘である自分に
    小便をねだっているのです。

「うぅぅ・・
  こ、皇太子妃様・・・!
   も、申し訳ありません。
    でない・・でないんです。。」

バキッ・・バキィッ

「ひ・・ひぎぃぃぃいっ!」

「おら、そんなお願いの仕方じゃ
  ナディア様の小便が出ないってよっ!」

ナディアを抱えたままの
 苛立ち始めたゲオルグが
  再びエリアナ妃の股間の鋸梁を
   乱暴に蹴り上げながら
    怒鳴りつけます。

「あがあぁっぁっぁくぅぅっぅ
  ああぁ・・・ナ・・・ナディア様・・・!
   あ、あの
    な・・何でもします・・・
    ど、どうか・・・
     貴女様のお情けを
 この便器豚の喉に・・
  ど・・どうぞ
   清らかな・・
    貴女様の
     お・・お聖水を・・
      お・・お恵み下さい・・・。」

ナディアにも
 このまま自分が
  放尿しないと
   唯でさえ哀れなエリアナ妃が
    更に酷い目に、
     悲惨な状態になることが
      予感できました。

「ああぁ・・・し、します。
  しますから・・・
   す・・・少し、
    少し・・・お、お待ち・・
     お待ち下さい・・・   
      んんん・・・。」
      
ナディアはエリアナ妃に話しかけながら
 ゲオルグにも自分の放尿で
  エリアナ妃の仕打ちを
   やめてもらえる様にように
    叫びました。
     けれど・・

「んんん・・・
  んんん・・・
   んんうう・・・うえぇ・・
    で、出ない・・・
     出・・・出ません・・・!
      うぇぇ・・・
       ご、ごめんなさいぃぃ!」

ナディアは一生懸命に
 息んだのですが、
  尿道を緩めることが出来ず
   放尿ができません。     

「あー、めんどうくせぇなぁっ!」

ゲオルグはそう怒鳴ると
 ナディアの股間を更に
  エリアナ妃の顔面に近づけました。

「ほらっ!
  しょんべんの穴、
   ・・・吸ってやれよっ!」

つい数ヶ月前までは
 王宮に住む貴族であった皇太子妃に
  自分のような農村の田舎娘の
   股間が突きつけられたのです。

エリアナ妃の気持ちを
 察するとナディアは気が気では有りませんでした。
  しかし、自分にどうすることも出来ません。

「うぅぅぐぅ・・・
  ひっく・・ご、ごめんなさいぃぃ・・・・
   お許し下さいぃぃ・・。」

ナディアは股を広げ
 泣きじゃくるばかりでした。

「おらっ、吸えよっ!」

「は・・・はい・・・
  はぁ、はぁ、はぁ・・、
 ナ・・・ナディア様・・・
  あの・・私の汚い口を
   お付けすることを
    お許しくださいませ・・・。」

エリアナ妃は
 半面血だらけの顔を上げて
  その唇をナディアの女性器に
   触れさせました。

そして舌先で
 尿道口を探り、
  小さな窪みを探り当てると
   チロチロとその窪みを
    窄めた舌先で刺激し始めました。

チロチロロロ
 チュージュジュジュ・・・

くすぐるような刺激を与えたあと、
 柔らかな唇を密着させ
  吸いあげ始めました。

チュチュチュチュジュー・・・・

「あ・・・あああ・・・  
  ああ駄目・・・そんな」

柔らかな唇を密着され
 尿道を吸われ始めた
  ナディアに抵抗が出来る由もありません。

「グッ・・・グブブ・・・
  ゴホッ・・・ケホッ・・・」

ジャジャッジョボッジョボボボ・・・・
  ジョジョジョャジャジャアァァッァ・・・! 

「あ・・ああっ・・・
  ご、ごめんなさい・・・」

一気に開かれた尿道は
 溜めていた大量の尿を迸らせました。

ジャジャジャジャジャ・・・
ジョジョジョジョォォォォ・・・

「ヒャハハハハッ・・・!
  美味いかぁ?えぇっ?
   ギャハハハハ・・・・!」

ゲオルグは
 尿道が開いたと見るや
  笑い声を上げながら
   ナディアを抱え  
    尿道から口を離すべく
     後ろに下がりました。 
 
ジャジャジャジャジャ・・・
ジョジョジョジョォォォォ・・・

 放尿奴隷
hounyou


「ああぁ・・・ごめんなさいぃぃぃ・・・!
 ご・・・ごめんなさいぃっぃ!」

「ヒャハハハハア・・・!
俺の謝礼だ・・・
   しっかり味わえっ便器豚!」

ナディアの尿が
 エリアナ妃の顔や胸に当たり
  飛散しながら床を叩く音と、 
   ゲオルグの笑い声、
    ナディアの泣き声が
     地下室に響いていたのでした。

そんな中、
 迸るナディアの小便から
  顔をそらさず
   エリアナ妃は一心に
    ごくごくと音を立てて
     それを飲み漁っていたのでした。

-----------------------------------------------------
あとがき

今回、
 ナディアのお話は
  とても長くなってしまいました。
   ここまで読んでくださった
    皆様、ありがとうございました。

哀れなエリアナ妃、
 それを哀れむナディアちゃん、
  けれど、
   ナディアちゃん自体も
    きっとこれから・・・。

うーんん。。。
 可哀想なお話。。。
  どうしようかな。。。。

では、また
感想などいただけたら嬉しいです。

ふぃがろ

     
   




牛女畜奴 栗原香澄#15 『夜の街』

『夜の街』

数本の電車を見送りました。
 既に貨物列車しか走らなくなっています。
  川沿いに自動車が通ることも
   無くなって来ていました。

香澄はコンクリートで出来た
 どぶ川の壁を這い登りました。
  そして側壁の最上段から
   恐る恐る顔だけを出して
    人の気配を探りしました。

酪農と漁業の第一次産業が
 主産業のこの街の夜は早く
  人通りも無く
   輝いているのは
    街路燈と僅かな居酒屋くらいのものです。

”・・・大丈夫、
  ・・・大丈夫よ、
    ・・・香澄・・・!”

自分で自分を励まし、
 意を決して河のガードレールを乗り越え
  車道に出ると
   香澄はただ
    ひたすらに駅を目指して走りました。

既にどぶ川に入る前に持っていた
 ペットボトルの綺麗な小川の水は空となっていました。
  それでもまだ香澄の乳房は
     香澄の体から水分を振り絞り
      女牛乳を造り続けようとしています。

水分不足による目眩が
 また香澄を襲います。
  けれども
   走るのを止めるわけにはいきません。

人通りが少ない深夜といえども
 駅に近い街の中心部です。
  いつ人が現れるかもしれません。

家畜女
yorunomati


”はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・
  も・・・もう少し
   ・・・もう少しで・・え・・駅”

頼るのは使えるかどうかも定かではない
 海で拾った色褪せたテレフォンカードだけです。
  香澄はそれを握り締めて
   仄かに歩道を照らす黄色い街灯の中、
    駅を目指して必死に走り抜けていきます。

タタタタ・・・
 ジャラッジャラジャラジャラ・・・・

時折り、
 香澄の秘部を貫いた鎖が
  足元でアスファルトを叩きます。

けれど、
 香澄はお構いなしで走り続けます。
  先を急(せ)く想いが鎖のことを
   忘れさせていたのでした。

ビン・・・

「ん・・んもぅっ・・・(い・・・痛いっ)」

鎖がアスファルトの亀裂に
 引っ掛かり香澄の秘部を引っ張りました。
  その痛みに香澄は
    思わず悲鳴を上げました。
  
香澄は痛む股間を摩り鎖を手繰り寄せました。
 涙が滲みましたが、
  それを憂いている時間はありません。
   香澄は鎖を
    手で持ち再び夜の街を走り続けたのでした。

--------------------------------------------------------
あとがき

どぶ川から夜の街に飛び出した香澄さん。。。
無事に駅に着くことができるのかな???

香澄さんの乳房の大きさは
その時の水分量、搾乳時間との関係で
変化しているようです。

大変な身体になって
しまっているようです。。。。

がんばれ、香澄ちゃん。。。

ふぃがろ

服従哀奴ターミ#9 『震えるとき』

『震えるとき・・』

震える我が身の所以を
 誰ぞ知る・・・

震える我が身を
 舐める雪風か・・・

震える我が身を照らす
 冷たい冬の陽か・・・


nie


ああ・・

震える我が身の所以が
 内なる想いにあることを・・

震える我が身を
 苛み愛撫する人に・・・

震える我が身を
 晒す想いに有ることを・・・

ああ・・・

震える我が身の
 贄たる悦びを・・・

今・・・

震える我が想い
 如何に伝えん・・・


---------------------------------------------
あとがき。。。ふぃがろ

夜歩き回ったあと、
倒れたターミさん。。。

樹の陰からずっと見ていた
ご主人様にお風呂に入れていただきました。

身体が暖まった後・・・
ご主人様に再び
寒風荒ぶ雪の中に吊るされたターミさん

身体の震えは寒さの所為ではないのと
伝えています。。。。

責め待つ想いを伝えています。。。

良くわからん文章で
ごめんなさい。。。

また感想もらえると嬉しいです。。。

さて、自転車乗って遊びに
行ってこよっと。。。

ふぃがろ

プロフィール

ふぃがろ

Author:ふぃがろ
ふぃがろです。
よろしくお願いします。

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