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服従哀奴ターミ#11 『入氷』

『入氷』

激しい鞭のご調教が終わりました。
 
ザクッ・・・・

ご主人様は
 木の枝に私を吊るすロープを
  お切りになりました。

「ついて来なさい・・・。」

ドサッ
 ジュジュジュ・・・

雪の中に落ちたバケツは
 水蒸気と共に
  雪を溶かす音を響かせました。

「は・・・はい・・・。」

ご主人様の後を追い、
 私は転ばないように後を追います。

雪山が時折り
 降り降ろす雪煙が視界をさえぎります。

”ああ・・ご主人様・・・。”

ご主人様の
 背中を失わないように目を凝らします。 

数秒の白い闇が幾時間にも思われ
 ご主人様の広い背中を
  垣間見る度にその悦びに
   心が震えます。。。

ジュジュジュ・・・・

クリトリスで引っ張るバケツは
 まだその中身を真っ赤に燃やし
  新雪の上を水蒸気を上げながら
   そりの様にすべります。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

雪の冷たさを
 足の裏は既に感じていません。
  雪の中ただひたすらに
   ご主人様の後を追いました。

「さあ・・・
  着いたぞ。。。」

そこには
 氷を張らせた池が佇んでいました。

「ここに入って
  火を消すんだ・・・。」

私はその薄氷の下の
 水の冷たさと深さを想い
  足がすくみます。
  

「いやか・・・?」

純情奴隷
nyuuhyou


「・・・い・・いえ・・・は、入ります。」

ご主人様・・・
 私はあなたに嫌と言いたくは
   ありません。

あなたのために
 わたしのために
   嫌と言いたくありません。。。

いずれの時も
 ご主人様
  あなたの心の思いのままが
   わたしになるように。。。

------------------------------------------

<あとがき>

年末に描いて
ターミちんのところに送った作品。
明日か明後日にこの続きを
掲載しちゃう予定です。

ではまたね。。。
ふぃが

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