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幸絵023『幸絵クリスマスの葛藤 幸絵の後悔』

サンタクロースの衣装は
帽子と上着とスカート、
そしてブーツ・・・、
全て赤が基調となる
見慣れたデザインだった。

「えっ・・・?」

幸絵が思わず声を上げたのは、
スカートを手に持った時だった。

えっ・・こんなに短いの・・・?


「こ、こんなに短いの・・・?」

椅子に置かれたままの時には
気が付かなかったが
その丈は普段はいている制服のスカートの半分・・・
いや、もしかするとそれにも満たない短さだった。

”これをはくの・・・?”

幸絵は困惑した。

上着も見た目こそ
柔らかそうではあるが
いかんせん化学繊維の
安っぽい生地で作られていた。

それは最初に触ったときに
判っていたのだが、
改めてこちらも寸法を見ると
ウエストは兎も角、
胸や張り出した腰を収めるには
小さなことを思わせた。

それを着たならば
化学繊維が引き伸ばされ
身体の線はくっきりと
表れることが明らかだ。

少し後悔・・・。


”店長、間違って
 子供用の衣装を買ってきて
 しまったのかしら・・・?”

今更ながら安請け合いしたことに
幸絵は後悔し始めていた。

”お手伝いはするけれど・・・
 ストア制服のままじゃだめかな・・・?”

幸絵は悩んだ。
それが単なる羞恥ではないことは
当の幸絵と愛する夫しか
知らないことだった。

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あとがき

幸ちゃん、どうする・・・?

Ps
拍手下さる方、
いつもありがとうございます。
とても励みになります。


ふぃがろ

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