2014/01/06 幸絵023『幸絵クリスマスの葛藤 店長の冗談』 ガチャッ・・・。「じゃあ店長・・・ 気をつけてくださいね。」幸絵は会議室のドアを開け、店長に台車に載せたクリスマスケーキを運ぶように促した。「うん・・ 幸ちゃん・・ このお礼はきっとするから・・・。 そうだっ、 今度、食事でもいっしょに・・・。」「・・店長、 今はそれどころじゃないでしょ・・!」幸絵は少しだけ眉をひそめて店長を嗜(たしな)めた。「・・ごめんっ。 冗談、冗談・・・。」幸絵は室山店長が冗談を口にし、そして笑みを浮かべたことが嬉しかった。「・・うふふっ。 さ、急いでくださいっ」幸絵との会話が終わるのを残念そうにしている店長に微笑を浮かべながら、軽く手を振った。ガチャリ・・・幸絵は店長が廊下に出るとドアを閉め、会議室に備え付けられた時計を見上げた。「え・・・っ もう4時過ぎてる・・・。 早く着替えなくちゃ・・・。」幸絵はサンタクロース衣装に駆け寄った。---------------------------------------あとがき幸ちゃんは次回、少し、後悔します・・・。仕方ないのだけれど・・・。ふぃがろ
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