2013/12/26 幸絵013『幸絵クリスマスの葛藤Ⅲ 生活費の工面について』 ”今月のお支払い・・・ まだ少したりないんです・・・。 だからもっと マゾ奉仕・・・ がんばらないと 幸絵加虐生殺自在主様に ご迷惑を お掛けしてしまうんです。”幸絵は山積みにされたクリスマスケーキを見つめながら心の中でつぶやいた。幸絵たち夫婦の生活費はいや、正確には夫、義春の生活費といっていいだろう彼の食費、電気代、ガス代、水道代、受信料はもちろんのこと衣服、インターネット代、携帯代、パケット代は幸絵が支払っている収入の全てを夫に握られている中幸絵は夫に奉仕した対価分だけ改めて生活費の工面を立てる奉仕といっても食事の支度や洗濯、掃除、マッサージ、風呂の準備、身体洗い、歯磨き等々、一般生活への奉仕は当たり前の行為として奉仕とは看做(みな)されない。愛する夫、義春の嗜虐性癖を満足させることが奉仕・・・マゾ奉仕が奉仕と看做されるシステムとなっていた。そして当然のことながら苦しんだだけ、絶え抜いただけ、支払われるというわけではない。もちろんその苦痛の過酷さは配慮されるのだが、その配慮は愛する夫の気分次第・・・つまりは、夫の満足度によっては、どんなに苦痛を耐え抜いても対価に値しないと判断されれば無償奉仕となる。当然、小遣いを減らしたくない夫からの満足度を得るのは難しいことだった。愛する夫の生活を守るためにはその努力を幸絵は惜しまない即ち、幸絵は・・・生活のため自分自身で稼いできた収入をまた改めてマゾ奉仕して僅かな報酬を二重の労苦を以って得ているこれは未就労の愛する夫に主人としての優越感を得てもらいたいとする幸絵の妻としての気遣いで幸絵自身が望んだ方法であったしかし・・・”昨夜だって結局は私の・・ 私の努力が足りなくて・・・”幸絵は昨夜のことを思い浮かべていた”幸絵加虐生殺自在主様 変態マゾ幸絵豚に マゾ耐久実験を お願い致します・・・ どうか・・ どうか・・ もっと、もっと 虐めて下さいませ・・・”幾度となく繰り返された願いも空しく、昨夜は結局部屋の中の夫はゲームに夢中で幸絵にマゾ奉仕をさせてくれていなかったそうした意味でも今日は特別であり、大切な日であった”たくさん、 虐めてもらわないと いけないんです・・・ ごめんなさい、店長・・・。”言葉に出来ない理由を胸に幸絵は店長に改めて意思を伝えるのだった
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