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拷問虜囚ナディア『残された選択肢』

『残された選択肢』

鉄格子の中か
息をしていることすらも苦しみとなる
エリアナ達が置かれた立場。

暖かい我が家への帰宅の道を閉ざされ、
ナディアに残される選択肢がその二つしかない場合、
彼女が選ぶ道はひとつしかない。

「おら、ついてこいっ!
 今晩から早速、拷問部屋かっ!
 はんっ!お前が望むなら仕方がねぇなぁっ!?」

ゲオルグは怒りの表情を表し、
今、二人が来た廊下に戻ろうとするしぐさを見せた。

「あぁっ!う、嘘です!
 入ります、入らせてくださいっ・・・お願いします。
 このお部屋に入れてくださいっ!」

ナディアは哀れなほどの狼狽を
身体中で顕し
鉄格子のドアをくぐろうとした。

ガチャン・・ガチャガチャ・・・sentakushi

「ああっ・・枷があぁ・・あああぁ。」

ナディアに架せられた木製の大きな手枷が
狭い鉄格子の入り口にぶつかり
ナディアの入室を拒むように音を立てた。

「おらっ、入りたくないなら・・・。」

慌てるナディアの様子を
歪んだ笑みを浮かべ、更に彼女を追い込む。

「そ・・そんな、すぐにすぐに入りますからっ・・・。」

ガチャンッ・・ガチャ、ガチャンッ!

慌てれば慌てるほどに入ることができない・・・。

判ってはいるのだが
目の当たりにしてきた拷問が我が身に迫る恐怖を
まだ幼すぎる彼女に抑えることは
出来得るはずもないことである。

「ああぁ・・、
 い・・今、入ります・・・。
 入りますので・・・。」

鉄格子の部屋に入るのに
媚を売るように哀願するナディアの声を
憐れむものは何処にもいない。

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書いてる私は
憐れんでたりして、ほんと。
ふぃがろ

Badさん
いつもありがとねー。
「ばるす!」
ムスカどんが石っころと
一緒に落ちていくさまが哀れだったね。

しょぼん
また書いてしまいました。

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