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若妻奴隷坂井幸絵『衝撃』

『衝撃』

男子学生の手が幸絵の肩に触れそうになった
その時だった。

「ぶぅっおあおあおあおぉぉっぉっ・・・!」

獣のような雄叫びを上げて
義春が男子学生の一人に突っ込んでいった。

今まで苛めっ子たちにはむかったことなど
一度も無かった義春。

その義春がそんな行動に出るとは
夢にも思っていなかった
男子学生の二人は全くの油断をしていたからひとたまりも無い。

自分の2倍近い体躯を持つ義春に
体当たりされた男子学生は5mほども
勢い良く突き飛ばされた。

「うがあぁぁぁぁぁぁっ・・・。」

義春はもう一方の男子生徒にも
恐ろしい顔をして雄叫びをあげた。

「ひ・・ひええ・・・っ!」

男子生徒は悲鳴を上げて
もときた獣道を慌てて逃げ帰って行った。

「よ・・・義春兄ちゃん・・・。」

気の優しかった義春である。
恐らく毎日のように苛められていたのであろう。
その苛めっ子達に逆らったのは
並大抵の勇気ではなかったはずだ。

自分を守るために
そこまでの想いをしてくれた義春に
幸絵は感謝したのだった。

幸絵は立ち上がり
肩で息をする義春の背中にすがりつき
呟いた。

「あ・・・ありがとう・・・
 ありがとう・・・お兄ちゃん・・・。」

「ぶふぅ・・ぶふぅ・・ぶふぅ・・ぶふぅ・・・。」

呼吸を整えつつ、
義春は駆けて逃げて行った
男子生徒の姿が見えなくなるのを見つめていた。

硬く握ったこぶしが
ぶるぶると震えていることに気付き、
幸絵はそれを優しく包み込んだ。

その拳を見つめ
その先の地面に視線を落としたときだった。

「きゃぁぁぁ・・・・。」

幸絵の叫び声が上がった。
横たわった葦の茎が
赤く染まっているのに気付き
それが男子学生の頭部から夥しく流れ出る
血液であったのに気付いたからであった。

016a

「ああ・・ど・・どうしよう・・・!」

男子学生は動く気配を見せない。

「だ・・大丈夫ですか・・・?」

幸絵は駆け寄り声を掛けたが
言葉が返ってくるどころか
恐ろしいことに気が付くのだった。

「お・・お兄ちゃん、
 い・・・息してないよ・・・
  息してないよぉぉっ・・!」

幸絵の叫びに
義春はただ呆然と立ち尽くしていたのだった。

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<あとがき>
暑いね、ほんとに。
ベッドから
知らず知らずに落ちていて床で寝てたりする。
備えられているエアコンの電源を入れて
寝たいのだけれどもそれが出来ず
悶え苦しんでいたりします。

ああ
熱帯夜
知らずうちパンツ脱いでる熱帯夜
と菊蔵師匠が昔、
唄っていたような気がする。

まだまだ続くのだろうね、
この暑さ。。。。

☆AKMさんへ
うん、てきとーにさぼって
てきとーに仕事してみます。
ありがとうございます。。。心に沁みます。

☆たーみちんへ
あんがとね、また頑張ってみるよ。
力をありがとー!
生きてる限り、繰り返しなのかもしれないけれど。。。
まずは後悔しない程度に頑張るね。

☆Rさんへ
ありがとね、
秘密はしっかりまもるからね。
また来てね。。。

ではまたね。
ふぃがろ






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ふぃがろです。
よろしくお願いします。

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