2010/03/10 羞恥の薫り 『羞恥の薫り』「そ・・・それ、 よ・・よこせっ・・・!」「あっ・・・。」幸絵が脱いだばかりのピンクの水玉模様の下着を義春は奪い去りました。その小さな布切れにほんのり残された幸絵の秘所のぬくもりを義春は握り締めた手に感じていました。再会してから終始怒りの表情を見せていた義春が手の中にあるそれを見つめ口元を緩ませたのを見て恐らくもう二度と自分の手元にそれが戻ってこないことを幸絵は感じました。”ああ・・さっき、 おしっこ・・しなければよかった・・・。”下見に行った高校近くの駅のトイレで小用をしてきたことを幸絵は後悔していました。幸絵のような裕福な家庭以外ではウォッシュレットがまだ一般的でない時代です。故に小用を足した後、トイレットペーパーで丁寧に拭いてはいますが下着に汚れが着いていないか羞恥心の強い幸絵には心配でなりません。”ああ・・・”幸いそのまま義春はそれを無造作に自分のズボンのポケットに押し込みました。”・・・やっぱり・・・。”その場で下着を拡げられ恥かしい沁みの有無を確かめられることは免れました。しかし、それが手元にもう戻ってこないことは的中し下着無しで帰宅しなければならないこと、何れは義春にその部分を拡げ見られてしまうことに羞恥したのでした。”ごめんね・・・おにいちゃん・・・。”また、よもやその沁みが男性の好奇の的であるなどと知る由も無い幸絵はトイレに行っていない状態でそれを渡せなかったことを申し訳なく思うのでした。しかし幸絵のそんな思いなど他所に義春は幸絵に命令を下しました。「か・・・隠した手・・ 手・・・ど・・どけろっ!」義春の目は幸絵の小さな手が隠した胸と股間に注がれていました。「・・・は・・・はい・・・。」家から出掛けた時、まさかこの様な場所で裸になるなどとは夢にも思うはずもありません。けれど幸絵は覚悟を決め、震える手を徐々に隠したいその場所から離して行きました。幸絵は頬を真っ赤に染め恥かしさに涙を潤ませながら物心ついてから誰にも見せたことの無い場所をよだれを垂らさんばかりの義春の前に晒しました。”ああぁ・・・恥かしいよぉっ・・・!”河原に吹く風が生え始めたばかりの幸絵の淡い茂みを揺らしました。「ぐぐふっぅぅ・・がはぁっ!」「きゃっ・・・!」突然、義春が意味不明の言葉を吐いて幸絵の股間に顔を擦り付けたのでした。思わず、幸絵は短い悲鳴を上げました。「すぅぅぅっ・・!」”ああん・・・だめっ!”義春は自分の鼻を幸絵の羞恥の付け根の部分に押し付け思い切り吸い込みその香りを嗅いだのでした。義春の鼻腔に日向で良く干された干草の様な微かに香ばしい香りが拡がりました。「げひっ・・・ げひっひっひっひひひ・・・・。」義春が低い奇声をあげて笑いました。「い・・いやっ・・・!」思わず腰を引こうとする幸絵に義春がどなりつけました。「じ・・じっと・・じっとしてろっ!」「ううう・・・は・・・はい・・・。」幸絵は呻きながら”気を付け”のその姿勢を崩すわけにも行かず震える足で立ちすくむしかありません。「げひひっ・・・ しょ・・しょん便の・・ に・・匂いだぁ・・・。!」「くぅぅぅぅっ・・・ううう・・。」少女は指を噛んでその惨い羞恥に耐えたのでした。
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