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拷問虜囚ナディア#13 『小便まみれの皇女』

『小便まみれの皇女』

ジョバババ・・・・・

「ゴクッゴクッ・・・・。」

エリアナ妃は
 余程咽を枯らしていたのでしょう・・・。
  音を立てて
   ナディアの放つ尿を飲み続けました。

チョロ・・
 チョロロロ・・・

「ひっく・・うぅぅ・・・
  ご・・ごめんなさい・・・うぅぅ・・・。」

ナディアは図らずも
 敬愛するエリアナ妃に自らの小便を
  浴びせたことを嘆きました。

「くくく・・
  ちったぁ、見れた顔になったじゃねぇか・・・?」

ナディアの小便を浴びた
 そう言われたエリアナ妃の顔は埃こそは取れましたが
  こびり付いた血液は結晶となり
   透き通る白い肌を透かし
    より鮮やかに赤い血の色を浮かび上がらせました。

「ナディアに感謝しろよっ!エリアナッ!」

ゲオルグは
 かつての恩人に嘲笑を込めながら
   怒鳴りつけました。

「あ・・ありがとうございました。
  ナディアさん・・・。」
    
バキィッ!

「ひっ!」

「馬鹿やろうっ!
  ナディア様だろっ!
    ご機嫌を損ねたら
     もう、ひってくれなくなるぞ・・・!
      この馬鹿豚女っ!」

抱えていたナディアを床に降ろしたゲオルグは、
 エリアナ妃の頬を拳で殴りつけました。

「あが・・・あう・・
   は・・・はいっ!
     申し訳ありません・・・。」

ゲオルグの仕打ちに
 鼻からまた新たな鮮血を滴らせ
  エリアナ妃はナディアにすがりつくような
   目線で訴えました。

「ナ・・ナディア様、
  と・・とても美味しゅうございました。
   どうぞまた、この馬鹿豚女に、
    そ・・その御聖水を御恵みくださいませ・・。」

卑屈に媚を売りながら
 小便を請うエリアナ妃の相貌には
  かつての光り輝いた気高さはなく、
   乞食女か女奴隷のものでしかありません。

「あ・・ああ・・姫様・・・。」

皇太子妃の哀れな姿を見て
 普段、ナディアたちが
  エリアナ妃を親しみを込める呼称を
   思わず漏らし見つめました。

「くくく・・・・
  あははは・・・・。」

何が面白いのか
 ゲオルグは二人を見て笑い声を上げました。

「小便まみれで姫様かよ、
  臭え姫様だな、おいっ!
   いひひひ・・・ぐははは・・・!」

「うぅぅ・・・。」

「あぁぁ・・・・。」

二人の哀れな女たちは
 一人は高貴の身でありながら
  素っ裸の上、小便を浴びせかけられた屈辱に
   一人は崇める高貴の人に
    自らの小便を浴びせ掛けてしまった不敬に
     嘆きの声を上げました。

「ひひひ・・・・、
  さてと・・・、
   1321号・・・。」

漸く嗤いをおさめたゲオルグは
 エリアナ妃を囚人番号で呼びました。

「うぅうう・・
  は・・はい・・・。」

返事が遅れれば、
 さらに何をされるかわかりません、
  小便まみれのその顔を
   エリアナ妃はゲオルグの方を向きなおし、
    返事をしました。

「・・・チクドニア王室の財宝の在り処・・・、、
  吐く気になれねぇのか・・・?」

まだそれを聞くのかと
 傍らにいるナディアでさえ
  辟易としている質問を
   ゲオルグはエリアナ妃に問いました。

「・・・・あ・・ああ・・・
  だ・・だから・・知らないのです。
   本当です・・・。
    信じてください・・・。」

ガンッ!

「ヒギィッ!」

エリアナ妃の股間を苛む
 鋸上の梁が蹴り上げられ、
  新たな鮮血に塗(まみ)れました。

「ふんっ!  
  この程度の拷問じゃ
    はかねぇってわけか?」

「ひ・・ひぃ・・・
  ち・・違いますっ!
   ほ・・本当に・・・」

「うるせぇっ!」

ガンッ!!

「ぎゃぁっ!」

また梁を蹴られ
 エリアナ妃は悲鳴を上げました。
  
「うぐぐぅ・・・っ」

痛みに耐えているエリアナ妃に
 ゲオルグは顔を近づけ言いました。

「また別の拷問にかけてやる!
   覚悟しとけっ!!」

「ひぃぃっ・・・
  お・・お許しを・・・
   ああ・・いっそ・・。」

「あん?
  ”いっそ”何だよ・・・。」

「ああ・・
  い・・いっそ・・殺してください。
    ううぅぅうう・・・ああぁ。」

この責め苦が続くことは
 死を臨むよりも辛い事なのでしょう、
  エリアナ妃は悲哀に満ちた嘆きの声を上げました。

「はんっ・・!
  そうかい、いいぞ・・・殺してやっても・・・。
   その代わり
    お前のかわいい王子と王女達に
     聞くことになるがな・・・!?」

「う・・・うわああああぁぁぁっ・・・・!
  い・・いやっ・・・あの子達には・・・!」」

もう泣き尽くしたかに見えた
 エリアナ妃が
  大粒の涙を新たに溢しながら
   泣き叫びました。

「うわぁぁぁぁっ・・・。」

バキッ!

「あひぃっ!」

「うるせぇっ!
  ばかやろうっ!
   だったらてめえが吐くんだなっ!」

「ひぐぅ・・・・うぅううぅ・・・・ひいぃ・・・ううう。」

再び拳で殴りつけられたエリアナ妃は
 顔を俯かせて泣き続けました。

「さて、いくぞ・・・。」

パシィッ!

哀れな皇太子妃の号泣の声の中、
 ゲオルグはナディアの尻を叩きました。

「1321号、
 次の拷問、楽しみにしてろよっ!
  いひひひ・・・・!」

エリアナ妃に吐き捨てると 
  ゲオルグはドアに向かいました。

悲哀の貴婦人
syoubennmamire


「ああ・・
  あぁ姫様・・・。
   もうしわけありません・・・
    もうしわけありません・・・。」

声をかけることすら憚れるほどに
 憔悴したエリアナ妃に
  声をかけつつも何も出来ない
   ナディアはただ涙を流し謝り続けました。
    
「ナディアッ!
  とっととこねぇかっ!
   1321号の代わりにそこに括り付けるぞ!」
    
「・・・・・!
  ご・・ごめんなさい・・・姫様うぅぅ・・・。」

自分で浴びせ掛けた小便の雫を滴らせた
 皇太子妃をあとに
  ゲオルグの恐ろしい怒鳴り声の跡に
   ナディアは泣きながらついて行くのでした。

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あとがき

酷い話。。。
がんばれエリアナ妃・・・!

がんばるとか
そういう領域じゃないかもしれませんが。。。。

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