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真性マゾ女子高生 斉藤麻紀#9 『明日・・・』

『明日。。。』

ただ時間がむなしく過ぎました。
 私はただお家(うち)と学校を往復する日々を過ごしました。
  お母さんとはまた会話もない日々が続いています。
   そのお母さんが悲しむ為、
    私は学校の帰り道、
     どこにも寄らず、
      近所の皆さんともできるだけ
       顔を合わせないようにしています。

教室に入っても
 誰一人、私に声を掛けてくれません。
  ただ背中越しにクラスメートの楽しそうな笑い声や話を
   聞いているだけです。
    既に私は1ヶ月近く誰ともお話をしていませんでした。

”きっと、誰も私が生きていることさえ
  意識されていないかもしれない・・・。
   私がいなくなっても誰も悲しんでもくれない・・・。”

余りにも希薄な私の存在・・・
 今日も壁を見つめ、
  掃除のグループにすら入れない私は
   教室を後にしました。

校舎を出て、
 部活動で騒ぐ運動場を避けて
  校舎裏を通り、
   私は校門に向かいました。

「・・おいっ・・・!」

声が聞こえてきましたが、
 私は私に声を掛けてくださる方などいるとは
   思いませんでしたので、
     歩みを一瞬遅くしましたが、
      振り返らず再び家路を急ぎました。   

「おいっ、無視かよっ!?マゾ豚っ!」

「・・・え・・・?
  わ、私ですか・・・!?」

マゾ豚という言葉に反応して
 私は即座に振り返りました。
  するとそこには中学の時のご主人様方のうちの
    今のクラスメートの3人が立っておられました。

「マゾ豚といったら、お前しかいねぇだろっ?!」

「あ・・・あ・・・もうしわけありません。」

私は声を掛けて頂いた喜びで
 舞い上がっていました。

「あ・・・あの、
  す・・すぐ、ぬ、脱ぎます。
    ・・お待ち下さいませ・・・。」

ご主人様方の前では裸でいるという
 奴隷の心得を思い出し、
  私はスカートのフックに手を掛けました。

”ああ・・虐めて頂ける・・・。”

そう思うと身体の奥から
 マゾの血が逆流するような情念が
  私を包んでいきます。

ストッ・・・

スカートが足元に落ちました。
 その時、私は下着を降ろそうと手を掛けていました。

「・・・ご、ごめんなさい、
  あ・・あの、昨日まで生理だったんで・・・
   用心で・・・下着つけてて・・・
    もう、終わりましたから・・・大丈夫です・・。
     あ・・明日から、
      あの、また・・・ノーパンで来ます・・・。」

私はご主人様たちに帰られてしまわないように
 ご機嫌を伺いながら下着をずらそうとしました。

「・・・これ、読めよ・・・。」

「え・・・は・・はい・・・。」

私は愛想笑いを浮かべて
 ご主人様のお一人が差し出された書類に目を落としました。

露出
teiann


「診断書・・・?
   ・・・ですか?」

「ああ・・・。」

私にその書類をご主人様は渡されました。

「知らなかっただろうけど、
  俺の親父・・・ここの校医なんだ・・・。」

このご主人様のお父様が
 大きな総合病院を経営されていて
  街の実力者であることは知っていました。
   内科、外科、形成外科、産婦人科、心療内科・・・
    凡そ、獣医以外はいないという大きな病院です。

「それで俺・・、
  お前の診断書、
   親父に頼んで作ってもらったんだ・・・。」

「私の・・・診断書を・・ですか?」

私の身体はどこも悪くないはずであることは
 自分が良く知っていました。
  もう一度、診断書を見ました。

「患者名、斉藤麻紀・・・年齢15歳・・・誕生日○○年6月18日。
  ・・・私のですっ!」

「・・だから、お前のだって言ってるだろ・・・?」

自分の知らない『自分の診断書』があることに驚き、
 聞き返した私に呆れたようにご主人様は返答されました。

「続き読めよ・・・。」

「は・・・はい・・・、
 『症状:真性淫乱マゾ症候群・・・、
  所見:重症且つ、完全治癒困難・・・
   ・・・放置した場合、自殺、
    反社会的行為により他人に危害を
     加える衝動に駆られる危険性有り』・・・えっ・・・?」

私はまた、ご主人様の顔を見上げました。

「続けて読めよ・・・。」

「はい・・・
 治療方法:
  淫乱であることマゾであることを嫌になる程に
   徹底的に患者を苛め抜くこと・・・。」

「・・・ごめんな、俺達もお前のこと
  構ってやりたかったんだけどなぁ・・・。」

書類を渡されたご主人様の後から
 やはり同じクラスになった元の中学の女のご主人様が
  続けていわれました。

「やっぱ高校に入って
  すぐにイジメの対象なりたくないじゃん・・・。
   だから、しかたなく、他のやつらに合わせて
     無視しちゃったんだ・・・ごめんね。」

「私達、麻紀ちゃんみたいにマゾじゃないから・・・。
  判って・・・くれるよね・・・?」

もうひとりの女のご主人様もそういってから
 私のほうに微笑みながら首を傾げられました。

「は・・・はい・・・、わ・・・わかります。
  そ、そうですよね・・・。
   ぜ・・ぜんぜん、そうです・・はい・わかります・・・。」

私は中学の頃、
 いつも虐めて頂いていた懐かしくもあるご主人様達と
  お話が出来ることに舞い上がって
   変な受け応えをしていることに判りつつも
    ご主人様たちの疑問は全く問題ないことを
      伝えたくて必死で返事をしました。

「あ・・・で・・でも、あの・・・これ・・・。」

「あ、ああ・・・それな、
  お前のあの始業式のことでさ、
    みんな、お前のこと避けてるだろ・・・?
      俺達も責任感じてんだよ・・・。
       どうすればいいかってさ・・・。
それで、親父に頼んでそれを作ってもらったのさ・・・、
 そういう内容で学校に提出しておけば、
  みんな、勝手にお前のことを病人だって思うだろっ?
   ちょっと無理あるかもしれないけど、
    親父の言うことにはみんな従うから・・・
     そうしておけば、
      学校で裸になっても・・・な、
       わかるだろ?」

「あ・・・あの、
  そ・・そうすれば治るんですか・・・?
   私・・・、大丈夫になるんですか・・・?
   ・・・ひ・・・人に危害を・・・反社会的行為って・・・?」

私はその診断書に書かれている
 自分がこのまま放置されたままだと、
  危ない存在になってしまう恐怖に駆られました。
   最近、孤独さで大声をあげて
    叫んでしまいそうな衝動に駆られるときがあったからです。

「は?
 ・・・あ・・・ああ・・、
  ・・・じ、時間は掛かる・・・
   とは思うけどな・・・なぁ・・・?」

男のご主人様は自信がおありにならないのか
 お二人の女性のご主人様方に同意を求められましたが、
  お二人はいきなり問われた為に
   目を丸くされて口元に手をあてられ、
    首を傾げられているだけでした。  

「んー・・
  とにかく、
   その治療には時間が掛かる、
    けれど、始めないことにはな・・・な?」

「う・・うん」

口元を抑えらたままの
 ご主人様方がくぐもった声で返事をされました。
  私はお三人の様子からこの病気の重さを思いました。
   
「あ・・・あの、お願いします・・・。
  治療して下さい・・。
   お金は何とかしますから・・・。」

自分の性癖で他人に危害がいつか及ぶようなことが
 あってはなりません。
  私は頭を下げてお願いをしました。

「じゃあ・・、
  そこにお前の記名とおふくろさんの記名・・・
    そして実印を捺して、
      学校に提出するんだ・・・。」

「は・・・はい・・・。」

記名をする部分の上側に下記の記載がありました。

『本治療にて身体の障害、
  生命の危機が陥った場合にも
   当該症例を治癒する為で有り、
    一切異議申し立ていたしません。』

他人に危害を加える可能性のある私に
 それは当然のことである思いましたので
  もう一度返事をしました。

「はい・・・明日提出します。
  ・・・ありがとうございました。」

私はその書類の診断書を胸に抱えて
 去っていかれるご主人様方にお礼をしました。

マゾ女子高生
ashita


「・・ああ・・いいって!」

「・・・がんばってね・・・。」

「じゃ、麻紀さん、
  また明日ね・・・・あはは・・・。」

皆さん、さっきまでとは打って変わって
 笑顔を浮かべて
  私に挨拶をしてくれました。

「は・・・はい、また明日・・・。」

私は無視されることない
 明日が訪れることを
  心から幸せに感じました。

自分病気のことも聞き、
 本当はここで今からでも虐めて頂きたかった
  気持ちもあったのですが、
   危険な症例を心配してくださり、
    その診断書を用意してくださった
     ご主人様たちのお気持ちに心が満たされていました。

”頑張って治さなきゃ・・・”

治療内容が
 私が『マゾであることを嫌になるまで虐めて頂くこと』
  自分を知る私にそれは
   とても厳しいものであることを感じました。

けれども、その治療を想うと身体の芯がまた熱くなり、
 下着を湿らす自分を感じました。
  ご主人様たちの姿が見えてなくなるまで
   いつまでも見送りました。




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