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アスリートマゾ香坂美玖#9 逆転

『逆 転』

既に自分の恥ずかしい身体の特徴を
 存分に見られた今、
床にうずくまり震える二人に
 美玖がそれを隠す必要は全くありません。

由美の携帯電話を握り締めたまま仁王立ちになった美玖は
 怒りに全身の筋肉をぴくぴくと脈打たせ、
   握った拳は今にも二人に殴り掛かりそうな勢いです。
         
怒りに震える声で怯えた二人に命令をしました。

「・・・立ちなさいっ!」

「は・・・はいっ!」

筋肉裸身
kinnniku


二人の少女の顔面は蒼白となり、
  カチカチと震えた歯の音が聞こえてさえもいます。

「あなた達・・・
  ひ・・・人の弱みに付け込んで・・・よくも・・・!」

怒りに全身から湯気を沸き立たせる憤怒の表情の美玖に
 さっきまでの薄ら笑いが嘘のように
  二人の少女はただ身体をガタガタ震わせて美玖を凝視しています。
  
もう、そこには元の3人の関係の
 雲の上のような存在の部長と新入部員の立場しかありません。
  震える二人を前に大きく右手を美玖はあげました。

バシィッ・・・!バシィィィィィ・・・ンッ!
 
「あぐぅぅっ・・・・!」

「ぎひぃぃぃぃっ・・・!」

ドタタッ・・・バタタタァァン!

美玖の思い切り打った平手打ちが
 二人の少女の頬に見舞われました。
  世界級のスパイクを打つ右手で打たれたのですから
   二人とも喘ぎ声と共にもんどりうって吹き飛ばされました。

美玖は今まで人に暴力を振るったことはありませんでした。    
  怒りに見境が無くなった自分の腕力の凄まじさを
    3m近くも吹き飛んだ少女達の姿に見ました。

平手打ち
hiratteuchi


由美は頭を打ったらしく、
  白目を剥いて気を失っており、
    圭子も鼻血が噴き出したようで血で汚れた手で
      顔面を押さえています。

その姿を見て
  漸く美玖も我に返り、二人の少女に近寄りました。
    いつもの厳しくも優しい
     バレー部のキャプテンの顔に戻っていました。

「だ・・・だいじょうぶ・・・・?。」

意識のある圭子はともかく、
  ぐったりとした由美の様子を美玖は伺いました。
    声を掛けても由美の返事はありません。
      
美玖は由美の胸に耳を当て鼓動を確認し、
 携帯電話をもった手の甲を
  鼻と口の辺りに当て呼吸を確認しました。

「よ・・・よかった・・・い、生きてる・・・。」

取りあえずの生体反応を確認し、
  気を失っているだけであると思われる由美に
    美玖は安堵しました。

「ゆ・・由美さん・・?由美さん・・・だいじょうぶ?!」

由美の肩を制服の上から軽く叩き、
  呼びかけましたが、反応はありませんでした。
    それでも数回それを繰り返すと、

「う・・・っ、う~ん・・・?」

由美が気が付きました。

「ゆ・・・由美さん・・・?よかった・・・・・!」

満面の笑みを浮かべて
 由美の顔を見たその時でした。

ピッ・・・!

美玖の後ろ側で携帯電話の操作音が聞こえました。
 恐る恐る振り返るとそこには片手で鼻を抑え、
   もう片方の手で壊れたはずの携帯を握り締めた
     圭子が佇んでいました。

「送っちゃった・・・・。」

「・・・・・・。」

美玖は衝撃の為に言葉が出ず、
 身体を一瞬凍ばらせてしまいました。

「・・・う・・うそ・・・こ、壊れ・・・。」

ピピッ・・

『・・・お、お尻の穴撮って下さり
  ありがとうございます・・・
   こ、今度はお・・おま○こを拡げますので
     撮って下さい・・・
 ・・・え~、ま、まだ撮るんですかぁ?
     もう私達、帰りたいのに・・・
      美玖先輩の命令じゃ、しょうがないですね・・・。
 ・・・ごめんなさい・・・・・。』
                
再び音声メモが再生され3人の間に流れ始めました。

「・・あ、あなふぁが悪いのよ・・・。」

圭子が吹き出る鼻血を抑えながら、
 美玖に憎悪の目を向けて睨んでいました。

美玖は流れる再生メモの中、
 糸の切れたマリオネットのように床に崩れ落ちたのでした。

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