2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アスリートマゾ香坂美玖#10 『屈 服』

『苦渋の選択』

圭子は腰を摩りながらゆっくりと立ち上がりました。
 上着に付着した鼻血に自ら驚きつつも
  由美に近寄りました。

「大ひょうぶ・・・由美?」

「いててて・・・・」

手で頭の打った辺りを押さえながら
 由美がよろよろと上半身を起こし始めました。
  しかし、その肩を軽く抑えられ、
   もう少し横になっていた方がいいという圭子に促され
    再び仰向けに身体を横たえました。

その間、二人の姿を見るとも見ないともせず、
 虚ろな瞳を中空にむけ、コンクリートの床に跪いた美玖がいました。

”も・・・もう・・・終わり・・・何もかも・・・。”

自分の恥ずかしい姿と言葉が
 80名以上ものバレー部員達に送信されてしまったのです。
  美玖が深い絶望感に陥り、呆然となるのも無理はありません。

やがて彼女達の友人に配信がされて、
 恐らく明日の夜にはネットで大騒ぎとなっているでしょう。
  美玖が築き上げたものが崩れ去っていく音が聞こえました。
   バレー界の期待の星が、
    明日には世界中の人間に変態女として知れ渡るのです。
     指は細かく震え、顎はカタカタと歯を鳴らしました。

「あ・・ああっ・・・ああ・・・」

喘ぎ声を漏らしながら美玖はいつの間にか
 涙をぽろぽろとこぼし始めました。
  既に人生を終えてしまったかのように思えたからです。

その様子を怒りの形相を浮かべたまま圭子は見下ろしつつ、
 ゆっくりと美玖の背後に歩み寄りました。
  呆然としたままの美玖はそれに気付きません。  

「ふぁったく・・・、この変態筋肉女っ!」

ドカァッ・・・ズダダ・・・!

「んぐうああぁl・・」

いきなり圭子に背後から思い切り背中を蹴り飛ばされた為に
 美玖はそのまま床に倒れこみました。
  けれど、ちょうどそこには美玖が痴戯に更けたシューズがあり、
   美玖は顔面を直接コンクリートの床に
    ぶつけることは避けることが出来ました。

「よかったわねっ!
  あんたの大好きなくっさいシューズが有って・・。」

そのまま圭子は美玖の頭を踏みつけました。
 
「んぐぅぅ・・・な、何をするの・・・・?」

いきなりの理不尽な行為に呆然としていた美玖は覚醒しました。
  送信されてしまった今、彼女達の命令に従う必要は無いのです。
   逆を返せば由美を思いやってしまったために
    今の状態に陥ってしまったのです。
     自分に輝く未来は無く、
      あるのは変態女のレッテルを貼られた
       屈辱の日々が待っているだけです。

いっそのこと 容赦なく暴れて
 この二人に思い切り復讐をしようと思い
  自分の頭の上の圭子の足首を荒々しく掴みました。

「・・・ど、どかしなさいっ!!」

その瞬間でした、

「美玖っ!待ちなよっ・・・!
  誰に送ったかはまだ言ってなかったよね・・・」

バランスを屑さまいと美玖の頭に載せた足に
 体重を殊更に預けながら大声で叫びました。 
       
「んんぐ・・・そ・・・それが何なのっ?!」

誰に送られようと変わりはありません、
 今この場にいる3人以外に知られれば一緒のことです。
  一瞬力を弱めた握力を再び強め、
     美玖は圭子の足首を握り返しました。

「いたたたた・・・っ!
  ・・・聞けよっ、このっ筋肉馬鹿!」

ガンガンッ・・・

「いっ・・うぅっ・・・!」

圭子は美玖の頭に乗せた足を一旦上げて、
 再び全体重を掛けて2回繰り返し踏みつけました。
  汚れたシューズがクッションとなるとはいえ、
    美玖はそこに思い切りぶつけられた額の痛みにうめき声を上げ、
     動きを抑えるを得ませんでした。

「・・・・送ったのは私の家のPCのアドレスへよ・・・、
  だから、まだ私達以外はあんたの変態を知っている人はいないわ。」

「・・・・!?」

美玖はその意味がわからず、
 暫くそのままの状態で動けずにいました。

「手・・離しなよっ・・・!」

頭の上の足をぐりぐりと動かされ、
 美玖はゆっくりと掴んだその手を放しました。
  圭子のした行為の意味がよくわかりませんでしたが、
   まだ美玖の恥ずかしい秘密は圭子の手の中にあるのは判りました。

バグツッ!
「ひいっ!」

圭子が足首を離した美玖の右手の甲を、
 もう片方の足で思い切り踏みつけました。

「あはっ・・・スーパースパイクを打ち出すこの右手、
  折っちゃおうか?」

圭子は由美に笑みを浮かべ問い掛けながら、
 美玖の頭と右手に踏みつけた足で
  交互に体重を掛けて美玖を苛みました。

「・・・う、うぐぅ・・・や、やめて・・・」

美玖はくぐもった声をシューズの中からあげました。
 右手を力いっぱい引けば圭子の足をどけることは出来るでしょう、
  けれどそれをすれば圭子がもんどり打つ事になります
   今、圭子の機嫌を損ねることは出来ません。
    美玖はそのままの姿勢で耐え続けるしかありませんでした。

「ふん、CMにも出ているくらいだからお金があるだろうから、 
  お小遣いくらいで勘弁してやろうかと思ったけど、もう止めた!」

頭に体重を掛けながら圭子は話し続けました。
「・・・徹底的に奴隷として虐めてやる!」

「え・・・?」

「・・・・いたたた・・・鈍いわね・・、
  脳みそまで筋肉なのデカ女っ?
   あんたへの命令権は私達に戻ったっていうことっ!」

ピピッ

由美が携帯電話を操作しながら立ち上がりました。
 美玖が持っていたはずのそれは、
   由美を抱き起こした際に床に置いたままとなっていた為のものです。

「はは・・・私も、家、送っちゃった・・・。」
 
「うふ、これであなたが私達の携帯を
  ここでぶち壊そうが無駄ってこと・・・。」

圭子も相槌を打つように言葉を重ねました。

「あ・・あの・・・
  ど・・・どうすれば・・・
    ゆ・・許してくれるの・・・?」

どうしたら、秘密を守ってもらえるのか
 美玖は相変わらずシューズの中で喘ぐように訴えました。
  あの人生が終わったような絶望感が今、
    紙一重で淡い期待を覗かせています。

「・・・ふーん、
 虫のいいこと言うわね、
  さっきまで人のこと殴ってたくせに・・・・!」

「ご・・・ごめんなさい・・・!」

「言うことを聞くのね?」

「は・・・はい・・。」

二人の言うことをまずは聞いていれば
 何もかもが崩壊した人生を歩まずに済みます。
   美玖は屈服せざるを得ませんでした。

「はんっ!調子いいわね、全く・・・。
  息巻いて私達に何したかわかってんの・・・!?」

グイッ・・・・!

今度は由美が美玖の背中に乗りました。

「う・・うぐぅっ・・・お、お許し下さい・・・。」

「ふん、あら、こんなとこに汚いものがあるわ・・・
   塞いだげる・・・ふんっ!」

由美は持っていた竹刀を美玖の肛門に突き立てました。

「ひぎっぃぃ・・・や、止めて・・・!」

「あら、じゃ、
  みんなに送っていいのね、画像・・・!?」

肛虐
kuppku



初めてお尻の穴に異物を差し込まれた衝撃に
 美玖は狼狽しましたが、
  由美の脅し文句に逆らうことは出来ません。

「あ・・・あ、い、いやです・・・。」

「じゃ・・・どうするの、
  お尻の穴、竹刀で塞いで
   ぐりぐりして欲しいんでしょ・・・この変態っ!」

「・・・うぅぅ・・・・ひ・・ひどい。」

「え・・・何?何か言った・・・?!」

小声で呟いた美玖の言葉を問い質そうと
 またも圭子が美玖の頭の上に片足で立たんばかりの体重を掛けました。

「ううぅぅっ・・・い・・・いえ・・・っ、
  あの、い・・・虐めてください、
   み、美玖のお尻の穴を竹刀で虐めてくださいぃぃっ!」

ギャハハハ・・・・
 頭とお尻の穴の痛みに耐えながら被虐の絶叫をあげた美玖に
  二人の少女の笑い声が、
   また、夜のシューズ置き場に響きわたりました。
   
「ああぁ・・・、
  すぅぅ・・あぁ・・すうぅぅ・・・。」

情けなさと悔しさに屈辱の涙を流しながら、
 美玖は汚れたシューズに鼻を擦り付けて、
  その異臭を胸いっぱいに吸い込みつつ
   この現実から逃避できることを試みていたのでした。

コメント

非公開コメント

プロフィール

ふぃがろ

Author:ふぃがろ
ふぃがろです。
よろしくお願いします。

最新トラックバック

カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR