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奴(ぬ)の話#11 『留守番』

奴(ぬ)の話

『留守番』

ゲージが家に届いてから
 初めてのお留守番の日が来ました。

Figaro様が起きられる前に
 私はシャワーを浴び、
  全裸のままカーテンを開け放ちました。

普段当たらない所に陽の暖かさを感じ、
 その部分が疼きました。
  そして昨夜のベッドの中での会話を思い出しました。

”食事はどうするの・・?”
  「はい・・・、
    朝食を頂いてからは哺乳瓶に入れたお水だけで・・。」

”夜、僕が帰ってくるまで食べないつもり・・・?”
  「はい・・・そうです、
    お待ちしています。」

”トイレは・・・?”
  「小さい方はバケツに・・・、
   あ・・、匂いは大丈夫だと思います・・・、
    大人用のオムツの吸収剤を敷き詰めて、
      ・・・消臭剤も入れておきますから・・・。」

”大きい方はどうするの・・・?”
  「そっちは・・・我慢できると思います。
   ・・・たった半日です・・・大丈夫です。」 

”・・・・・”
  「だめですか・・・?」

”・・・うん、わかった・・・、いいよ・・・。”
  「はいっ・・・。」

そう仰って私の髪をなでてくださったFigaro様・・・。
その暖かさを思い返しながら、
ドレッサーの前でドライヤーを掛けました。

ベッドの中で暫く沈黙をされたFigaro様・・・。
何をお考えになっていらっしゃったんだろう・・・?
  ドライヤーの風に 自分でも大好きな髪がサラサラと宙に舞います。

”おはよう・・・”
  「おはようございます・・・。」

”朝食は・・・?”
  「あ、パンでいいですか・・・?それとも納豆ご飯・・・?」

”パンとヨーグルトでいいよ・・・。”
  「はぁ~い。」

いつもの朝の会話が繰り広げられます。
ただ異なるのは全裸の私がそこにいて、
ゲージに入ることが待っていることだけ。

朝食を終えて、
 私はゲージの前で気を付けをして
  Figaro様のご命令を待ちました。

マゾ奴隷
命令待ち



朝日を背にしたFigaro様はご命令くださいました。

”お前は私の所有物だ・・。
  今日一日、このゲージに入って
    私の帰りを待っていなさい・・・。”

「はいっ!」

私の嬉々とした返事を聞かれたFigaro様の表情は
 白い朝日の光が遮り窺がうことは出来ませんでした。

けれどFigaro様・・・
 今なら少しわかる気がするのです。

ベッドの中で少し淋しげな瞳をされたFigaro様・・。
 あの時、何故そんな瞳をされたのか・・・?
朝日を背中にされていた
 あの日の朝も、きっと同じ瞳をされていたのだろうと・・・。

Figaro様・・・
  今日もあと32秒ですね。
    奴(ぬ)は明日もFigaro様に
      お逢いできることだけを祈っています。
  
  明日も晴れるといいですね・・・。

真性マゾ
0826

  

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