2008/08/10
奴(ぬ)の話 「Mail調教」
奴(ぬ)の話
『Mail調教』
SMの世界を知り、
やはり次の望みはご主人様探しでした。
”M女募集掲示板”に19歳と歳を偽り、募集を掛けました。
二百通以上ものMailが届きました。
中には私を男と疑う方や中傷のMailもありました。
その中で何人かの方とMailのやり取りが始まりました。
しかし大半の方がSMの先にあるSEXが目的で
私が初めてジュスティーヌを読んで感じた
心が引き裂かれるような悲哀を感じながら
被虐に身を投じたいという私の望みを叶えて下さる方との
めぐり合いは出来ませんでした。
高校生になったその年も暮れて忘れ得ない12月31日。
私はFigaro様からのMailを頂きました。
物静かな文章にも拘らず、冷酷なサディズムの印象が伺える文章でした。
私のマゾヒズムに触れながら、
お話を頂けるFigaro様と
私は主従関係を結ぶことを心に決めました。
その中で私は偽っていた年齢も正直に明かしました。
Figaro様はそのことに対し、
「高校を卒業するまではMail調教にしようね。。。」
とのご返信を頂きました。
私にはすぐにでもお逢いしたいという気持ちも有ったのですが、
やはり処女の私に怖くて出来れば時間をおきたいとの気持ちも有りました。
お逢い差し上げることができないことを心苦しく想い、
また逢うことを焦らないFigaro様への想いが更に募りました。
だから私はMail調教に夢中になり、
Figaro様にご報告申し上げました。
Mail調教Figaro様
今思えば、
あの時、お逢い頂けないのも、
私への必要なご調教だったのですね・・・。
奴(ぬ)
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