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恥ずべき躊躇

い・・嫌だってのか・・・?

「はんっ・・・
 いっ、嫌だってのか・・・?」

言い放った義春は
幸絵に懐疑の視線を送った。

この世の全てを恨み
憎しみ抜いた末の色を見せていた。

『あ・・・ああ、ま、また・・・
 また、その悲しげな瞳・・・』

ああ・・・またその瞳・・・

『幸絵・・・
 いえっ・・・、
 う・・蛆絵は・・・っ!』

幸絵は
自分の躊躇を恥じていた。

愛すべき人の瞳を
憎しみに溢れさせてしまった
自分こそが恥ずべき存在であるはずなのに・・・。






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