2013/12/22 幸絵008『クリスマスの朝早くⅥ』 ”あ・・ もうストアに行かなくちゃ・・・。 遅刻しちゃう・・・” 既に窓から差し込む白い光は台所を明るく照らしている遠く鳴り響く波の音の向こうには冬の遅い朝日も既に顔をのぞかせているだろう”慌てないように・・ 慌てないように・・”幸絵はケーキを両手に持ち自ら敷き詰めた釘の床を踏み外さぬように丁寧歩いた愛する夫が服役中に指図した通りに釘の間は4cm間隔となっていた愛する夫が水道に用がある場合にはアルミ二ウム製の底を持つサンダルが用意されているただそれは最近最近は使われることがない裸足の幸絵がバランスよく立てば痛みも分散されるが少しでも体重配分を間違えれば足の裏の皮膚をも破る新婚当初はそれで床を血に染めたものだった下半身の緊張が常に要求される過酷な調理を幸絵はマゾ妻として当然のこととして毎日を過ごしている”ふう・・・ 落とさずにつけた・・・。”冷蔵庫の扉を開き、クリスマスケーキを空けておいた棚に丁寧に置いた”でも・・・ 良かった・・・ クリスマスケーキが間に合って・・・”幸絵は手作りのクリスマスケーキが間に合ったことにほっと胸をなでおろしていた。だが一抹の不安がないでもなかった”愛しい幸絵加虐生殺自在主様・・・ 喜んでくださるかしら・・・ もし・・・ もし・・・ ご満足頂けたなら・・ 穢れたマゾ汚まんこに どうぞ御聖液でお清め下さい・・って お願いをさせて頂くの・・・。 だから、 どうか・・どうか おいしく冷えててくださいね ケーキさん・・・”ケーキが愛する夫に気に入ってもらえるようにそしてケーキを食べながら自分がSMに悶え苦しむ姿を楽しんでもらえることを望んでいたなぜならば愛しい夫の嗜虐性癖の先に夫の子種がいつか自分の子宮に注がれることの期待があったから・・・幸絵はそれを切なく祈っていた
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