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肉体改造奴隷Slavebutterfly#10 『懊悩』

『懊悩』

「どうだ・・・?
  少し何か思い出したか・・・?」

ビクッ・・・!

モニターの中の自分に驚きを禁じえない私は
いつの間にか背後に立っていた
男性の気配に気がつきませんでした。

「これ・・・、お前好きだったろ?」

「・・・・!」

私は男性の右手にあるものを見て
驚愕しました。

「そう、この時だ・・・。」

>「ね・・・もっと、
>  もっと、私のおま○こイヤらしくして・・・。」

無数のピアスを自慢げに見せる私が
TVのスピーカーから語りかけてきます。

変態家畜
ounou


>「な・・・なんでも入る
>  どすけべな変態おま○こ・・・
>   ねぇ・・・して・・・
>    誰から見ても判る変態家畜に・・・。」

「いやぁっ!」

私は思わず耳を塞ぎました。
語っているのは紛れも無い自分自身です。
それを認めるのが怖いのです。

「・・・わ・・私・・・じゃない・・・!」

「・・・・、お前は何か勘違いしている・・・。」

「え・・・?」

「モニターの中の自分が
  余りにもいやらしく
   淫欲に満ちているように見えているのだろう・・?」

「・・・」

コクリ・・・。

小さく頷く私。

「何故それが悪い・・・?」

「え・・?」

「それがお前が選んだ
  私との関係だ・・・。
   二人がそれを理解しあって
    お前のその姿を私が愛するんだ。」

「・・・そんな・・・。」

「嘘だというのか?」

男性の言葉に
私はモニターの中の自分を見て
それが嘘ではないことが
感じていました。

「一晩考えろ・・・。」

居間の隅に連れて行かれ
男性が指差す方向を見ました。

そこには白い壁に似つかわしくない
鉄の扉がありました。

そこには白ペンキで『性処理玩具変態家畜』
と書かれていました。

”性処理玩具・・変態家畜・・?”

それが何なのか困惑している間に
男性が鍵が掛かった鉄の扉を開きました。

ガチャ・・ガチャ・・・
ガガガ・・・

「え・・・?」

鉄の扉の向こうに
また鉄格子で出来た扉が見えました。

”・・・え・・・・?な・・・・・何?”

言いようも無い不安が押し寄せてきました。

ガチャ・・・キーィッ・・・・

「ほら、入れ・・・お前の棲家だろ・・・?」

「・・・こ・・ここが・・ですか・・・?」

「ああ・・・。」

事も無げに男性は呟きます。

「お前が家事や仕事、
  調教のとき以外にいた場所だ・・・。」 

鉄格子の向こうは
板が敷かれていますが
周りの壁はコンクリートで出来ていました。

「・・・・・・。」

「嫌なら別にいいぞ・・・入らなくても、
 その代わりにこの家の中に他にお前の居場所は無い・・・。」

「え・・・?」

「そのまま裸で出てけ・・・ということだ・・・。」

男性に冷たく言い放たれました。

「そ・・そんな・・・。」

戸惑う私に男性は続けました。

「この中にはお前が毎日書いていた日記も入っている。
 記憶を取り戻す・・・かもしれないな・・・。」

私は改めてその小屋の中のぞきました。
奥行きも1m弱しかありません。
奥の壁にも鉄格子と鉄の扉が取り付けてありました。

「・・・どうする?」

棲家
ounou


「・・・・。」

「入るのか・・・入らないのかっ?!」

「・・・は・・・・入ります。」

思わず私はそう答えました。
今、裸のままで外に放り出されても
頼る場所はありません。

少なくとも今夜だけでも
ここで・・・
過去の私を振り返ってみれば
私はゆっくり腰を屈め鉄格子の奥に
入っていったのです。

そして独り佇む懊悩の一夜が始まるのでした。

--------------------------------------------------
<あとがき>

うーんんん、
昨夜、アップできなかった。。。。
ごめんなさい。

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