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ナディア#3 

悲しみのナディア
拷問尋問



「尋問」
椅子に座り組んだ足をコンクリートの床におろし
ヨランダは構えました。

「・・・レジスタンスとの連絡方法、
 レジスタンスとの連絡員の名前だ。」

口調をやや厳しくしナディアに尋ねました。

「え・・・、し、知りません・・・。
 ほ、本当です。知りません。」

身体を震わせ、ナディアは答えました。

「・・・・奥さん、・・・あんたもか・・・?
 そうやってしらを切りとおすことが出来ると思ってんのか?」

「ほ、本当に知らないんです。信じてくださいっ!
 き、きっと・・・ジャンも・・・夫も・・・!」

必死になってナディアは無実を訴えました。

「そうかな・・・・?国境の山越えの案内にジャン、
 あんたの亭主が一役、買ってることはある筋から情報として
 入ってるんだよっ!?」

「ほらっ!知ってることを吐かんかっ!?」

後ろから、ゲオルグがナディアの亜麻色の髪を掴み引っ張ります。

「亭主は昼間、何をしてるんだっ!」

そのまま、耳元で怒鳴ります。それに向かって、

「は、畑仕事や薪狩りですっ!そ、そんな山越えの案内なんて・・・!」

そう必死に答えるナディアに、椅子に座ったままのヨランダが

「・・・・してないって言うのか?」

と、落ち着いた声で尋ねました。

「は・・・はいっ!」

ヨランダのほうに再び振り向いてナディアは答えました。

「ふぅぅ・・・、そうか。」

ギシシッ・・・・。

木の椅子に再び深く座りなおしたヨランダが
深いため息と共にゲオルグに向かって呟きました。

「・・・ゲオルグ・・・、
 この奥さんとも永い付き合いになりそうだ・・・。」

「え・・・?」

ナディアの訴えに納得してくれたかのように見えたヨランダのその言葉に、
ナディアは一瞬戸惑いました。

「・・・枷だ・・・・。」

「はっ!」

ゲオルグは短く返事をすると部屋の片隅にあった、
木の枷を持ってきました。

「な、何をするの・・・?」

ガタンッ!

椅子を後ろに倒し、ヨランダは立ち上がって枷を受け取りました。
そして、ゲオルグは乳房を隠すナディアの両腕を掴みあげました。

「い・・・いやあぁっ!」

「奥さん、白状してもらうまでここにいて貰おうっ」

ガチャ・・ガチャガチャ・・・!

「い、いや、許して・・・・いやっ・・・」

いくら抗ってもゲオルグの力はナディアの腕を持ち上げ、
ヨランダが枷を嵌めやすくするためにがっちりと固定しています。

ガチャガチャン・・・・パチンッ・・ガチン!

「これでもう、奥さんはゲオルグが持つ鍵が無い限り、
 この枷から逃れることは出来ない・・・。」

「いやぁっ!は、外してっ・・・外してくださいっ、
 お、お願いします。」

「じゃあ・・・吐くか?」

「だ・・・だから、そ、それは本当に・・・。」

ビリッリリッィィィ・・・・!

「きゃあぁぁぁっ!」

ナディアに残された最後の一枚が引き裂かれ、
足元に落ちました。

「・・・じゃぁ、しょうがないな・・・・。」

「い、いやっ・・・いやぁぁっ!」

「静かにしろっ!」

身重にも関わらずナディアはゲオルグから逃れようと
足をばたつかせました。

「オラッ、じっとせんか!」

ゲオルグがナディアの首を掴みます。しかし、ナディアは

「いやぁぁっ!いやっ・・・!!」

羞恥に打ち震えて声を荒げます。

ブツンッ!

「あひぃっ!」

ヨランダがナディアの股間を茂らす陰毛を掴んで
一気に数十本を引き抜き怒鳴りました。

「直立だ!ナディアッ!」

「・・ひっ・・・・は・・・はいっ!」

ナディアはヨランダの今までの口調からは
信じられないような怒声にうろたえ、伸ばしました。

「白状するまで、お前もジャンも帰れないことを、
 よぉく肝に銘じるんだっ!」

「ひっく・・・ふぐっうぅぅ・・・。」

知らないと言っても今は無駄であることを悟ったナディアは
黙ってヨランダの言葉を聴きました。

「早く出たければ、正直に私達に協力しろっ!」

「・・・・・ひっく・・・。」

大粒の涙を溢しながら、ナディアは頷きました。

「それにしても、ナディア、お前、いくつだっけ?」

「・・・じゅ、じゅう・・・十七歳です・・・。」

「ふっ・・・可愛い顔している割に、剛毛だなっ?」

ヨランダが自分の右手にある引き抜いた金色に光る陰毛と、
ナディアの股間に生い茂る密林を見ながら呟くと、
ゲオルグと二人でげらげらと大笑いをしたのでした。

ナディアはその屈辱とこれから自分に降りかかる不安に
ただ身を震わせるのでした。

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