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牛女畜奴 栗原香澄#8 「逃亡・・」

牛女畜奴栗原香澄
家畜
toubou


『逃亡・・』

「さて、見事に売れ残っちまったな・・・。」

哀玩農場の農場主が市場に戻ってきた時には
もう他の女牛は1頭もおらず、
市場関係者が片付けにそそくさと足早に歩いているだけでした。
その中で香澄だけが一頭、台の上に乗っているのでした。

「・・・もぉぉぉ・・・っ」

かすれた声で香澄はうつろな目をして啼いていました。
それが悲しみを言葉にしているものなのか、
牛の鳴き声なのか既に香澄にも
分からなくなっていました。
哀玩農場の農場主は香澄の感情など
気に留めることもなく
香澄の股間から伸びる鎖から錘を取り外し
そのまま引っ張りました。

香澄は股間を引っ張られる痛みに朦朧とした意識から
やや正気を取り戻し、
そのまま引き摺られ台を降りました。

「も・・・ももぉ・・・っ。」
”ど・・・どこへいくの・・・?”

言葉でそう述べているはずなのですが、
香澄の耳にも聞こえてくるのは
牛の鳴き声だけです。
哀玩農場の農場主はお構い無しに股間の鎖を引っ張っていき、
市場の外に連れて行こうとしました。

”い・・・いやっ、わ・・私、
 食肉なんかに・・・死にたくないっ・・・!”

ドンッ!

「う・・・うわっ!」

香澄は前を歩く農場主の背中に体当たりしました。
農場主は背中を不意に思い切り押された為に、
前のめりに倒れこみました。

ジャララ・・・

「あ・・・ま・・・待てっ!」

農場主が手元から香澄の女性器を穿った環を繋ぎとめる鎖を
離した瞬間、香澄は走り出しました。

”い・・・いやぁっっ!”

とにかく逃げなければ自分は食肉にされてしまう恐怖に駆られ、
香澄は後先を考えず逃亡を図ったのです。
市場の出入り口には既に誰も居なくなっていました。

”お父さんっ!お母さんっ!
 ・・・た、助けてっ・・・!

牛女にされてから幾度と無く思い浮かんだ
両親の顔をまた思い浮かべ、助けを求めました。
走る度に大きく肥大した乳房が上下にゆさゆさと揺れ
尻に付けられた尻尾が足に当たります。
否が応にも自分の変わり果てた姿を感じました。
心配してくれていた両親を蔑ろにして
飛び出してきた自分の愚かしさを悔やみ、
両親へ詫びる気持ちも今日だけではありません。
けれど、今はそれ所ではなく、
とにかく生きて逃げ延びなければなりません。

香澄はそれだけを思い、
コンクリートの壁が崩れかけた市場の出入り口を
走り抜けたのでした。

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