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幸絵005『クリスマスの朝早くⅢ』

クリスマスの朝早くⅢ

”うん・・・
 やっぱり・・

 お蝋燭も
 挿しておきましょう
 そう・・・
 早めに消して頂いて

 真っ暗な夜に
 幸絵豚のマゾアナルに
 再び灯して頂くの・・・♪”

幸絵の思惑が
 込められた蝋燭が5本
  手作りのケーキに立てられた

”真っ暗な夜に
 マゾ肛門燭台をお楽しみ下さいませ♪”

マゾ豚として・・・
家畜妻として・・・
愛しい夫に認められたい

どんな台詞が
可愛らしく聞こえるのだろうか・・・
懸命に考えていた




 

幸絵004『クリスマスの朝早くⅡ』

クリスマスの朝早くⅡ

「うんっ・・・
 完成かなっ・・・?

 ”マゾ豚にしては~
  上出来だあぁっ!”

 なんて仰って頂けたり
  なんかして・・・うふっ♪」

クリスマス早朝の台所、
 一切の火の気がない
  その空気は凍てついていた

身に着けているものといえば
 幸絵の恥部を
  更に辱める為の
   冷たい金属部品のみである

けれど
 幸絵の心は
  今夜のクリスマスへの
   期待で満たされていた

”今夜こそ・・・
  愛しい幸絵加虐生殺自在主様の
   大事な御聖液を・・・”

そう・・・
 結婚して約半年が
  過ぎた今でも・・・

幸絵はまだ、
 待ち望むその子宮口に
  夫の情けを浴びせ
   掛けられた事が無かった

結婚前・・・
 長い務めから戻る
  夫の為に通っていた
   料理学校の成果が今、
    幸絵に今夜それを乞う
     勇気を与えてくれていた。
   
「そう・・・
  今宵こそわっと
   言いましたぁ・・・♪」

彼女の心は
 幸せな期待に満ちていた。





    
    


   




   
  

幸絵003『クリスマスの朝早くⅠ』

クリスマスの朝


そして
クリスマスの日はやってきた。

幸絵は夕べのうちに許可を貰い、
いつもより早く、
夫の住む屋敷内の台所に上がらせて貰っていた。

そう、
あるものを作るためだった。

”それ”を見たときの
 夫の喜ぶ顔が目に浮かぶ。

「さぁ・・
  わたしからっ・・
   メリークリスマスッ♪
 あなたかぁら
   メリークリスマスッ♪
 サンタクロース イズ
   カァミン トウ タァウン~♪」

いつしか、
 幼い頃に夫と歌った
  クリスマスソングを口ずさんでいた。

「愛しい幸絵加虐生殺自在主様
  喜んで下さるかしら・・・?」

夫を起こさないよう
 慎まやかに
  けれど幸絵のその歌声は
   彼女の心をあらわす様に弾んでいた。



幸絵002『クリスマス間近ですね』

クリスマス間近

「あ・・杉本さんの奥さん
 いらっしゃいませ・・・!」

「はーい、
 幸絵ちゃん、明日のクリスマスは?
 なんか予定ある・・・?
 どう、みんな(奥様グループ)で・・・
 楽しく過ごさない??」

「え・・・ご、ごめんなさい。
 クリスマスの予定ですか・・・?
 わ・・私は幸絵加虐・・あ、
 いえっ・・・主・・主人と・・・
 あの予定が・・・。
 ごめんなさい・・・。」

「あ・・そう、
 いいのよ、こっちこそごめんね、
 突然に・・・
 いいわねー新婚さんは・・・、
 楽しんでね!!」

「あ・・はいっ・・・
 ほんとうにごめんなさい・・・。」

そう、幸絵はまだ新婚1年にも満たない若妻。
結婚して初めてのクリスマスを
明日、愛しい夫と迎えるのだった。





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