2008/10/14 拷問虜囚ナディア#11 『お許し下さい』 『お許し下さい・・』ゲオルグは柱に括りつけらた エリアナ妃に歩み寄りました。 エリアナ妃はいまだ 過酷な拷問を 微かに癒す眠りを続けています。それを妨げるべく 乳房に突き刺さった鉄串を ゲオルグは思い切り引き上げました。「ひぃいいいっっ・・・!」皇太子妃の悲痛な叫びに ナディアは耳を塞ぎたいのですが、 手枷がそれを許しません。「起きんかっ、1321号っ!」ゲオルグはそう叫ぶのと同時に 鉄串を引き上げたまま左右に捻じります。「あぎぃぃぃっ!」エリアナ妃は鉄串に癒着した肉を 無理やり引き剥がされる痛みで 再びこの世のものとは 思えない悲鳴をあげました。「俺が来ているのに気付きもせず、 寝腐ってるとはいい身分だな、 1321号・・・・。」「あっあぎぃぃっ・・・ ・・あぐっくくぅぅっ・・・、 ・・も、申し訳・・・あぐぅ・・ も、申し訳ございません・・・。 はぁっ・・・はぁっ・・・ うぐっくうう・・・ ・・・お、お許し・・ ど・・・どうか・・ はぁ、はぁ・・・んぐ・・ お許しを・・・ ・・ゲ・・ゲオルグ様・・・。」掠れた声のエリアナ妃の 哀願の声を聞いても ゲオルグは鉄串を離しません、エリアナ妃はいびつに持ち上げられた 乳房の痛みに耐えながら、 許しを請う瞳でゲオルグを見上げています。「ふん・・・罰だ・・・。」ゲオルグは乳房を鉄串で持ち上げたまま、 右手で拳を作り上げて 今にも殴りつけそうな勢いです。拷問「ひっ・・ひいぃ お・・・お許し・・・ お許し下さいぃぃ・・・ ゲオルグ様っ!」「や・・やめてっ 許してあげて・・・ お願いっ!」ナディアもその様子にいたたまれず ゲオルグに許しを請いました。「いいや、 許せないね・・・。」バキィッ!ガンッ・・・!「ヒグッ!」ゲオルグに 右頬をしたたかに殴られた 皇太子妃の頭は 首を支点に振り子のように振られ 柱にぶつかりました。「ひっ・・・!」その無残さにナディアは目を背けました。「ん・・・んぐぐ・・・ お・・お許しを・・・ ・・・んぐ・・・かはっ・・けほっ・・」カツッ・・コロコロ・・気を失えれば まだしも楽なはずなのに 哀れにもエリアナ妃は それも出来ずに血にむせた咳をして 折れた歯を落としたのでした。「いっ・・・いやぁぁっ・・・! な・・何で・・・何故・・・? 何でこんなことを・・・・。」何故そこまで残酷に出来るのか 目の前に繰り広げられる 無残な光景にナディアは ただ独り言のように問い続けるのでした。
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