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幸絵018『幸絵クリスマスの葛藤 店長の嘆き』

「僕だってわかってる・・・
 店のみんなが
 陰でどんな風に僕のことを
 言っているかくらい・・・

店長の苦悩

 親父だって
 東京で仕事を干されて
 帰ってきた息子のことを
 恥さらし者と・・・

 きっと
 思ってるに違いないんだ・・・。」

東京の一流大学
東京の一流商社と進んだ自分の人生に
室山は少なからず
プライドを持っていた。

しかし、
その賢しげな態度が
東京での失敗につながり
知久土町に
戻ってきてからも
店のものに対して
横柄な態度を取ってしまっていた。

店員たちからの白い目に気づき
自らの失敗に
気づいたときには既に遅かった。

信用を取り戻そうとしても
焦るばかりで思わぬ失敗を繰り返していた。

今回のケーキの発注についても
そうした焦りが招いたものだった。

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あとがき

店長の話、
悲哀があらわせればなーと思いましたが、
やっぱ、男はあんまり愚痴言っちゃいけない・・・。

でも、
張り詰めてるといいたくもなるよなーと
感じたりして。

つまらない展開かなーと思いながら
書いたのだけれど。

ふぃがろ

幸絵017『クリスマスの葛藤 店長の苦悩』

幸絵は
恩義に報わぬ自分に
嫌悪感さえ覚えていた

けれども
それまでの幸絵の思いは
店長には届いていないようだった

”気分を損なわれても
 致し方のないことをしている・・・。”

店長の無言に
幸絵は
自らの心無い言葉への返事で
あることを感じていた。

「・・・・・・・。」

「え・・・?」

室山店長は
何かをしきりに
ぼぞぼそとケーキに向かって呟いていた。

「あ・・・
 あの・・・店長・・・?」

思わず
幸絵は店長に声を掛けた。

その声にも
店長からの返事は無く
呟き続けていた。

いつもの颯爽とし
た覇気のある声が同じ喉から発せられるのが
信じられないほどに力ない声であった

幸絵は致し方なく
その声に耳を澄ました。

店長のつぶやき


「ま・・・
 また、親父にどやされる・・・。
 また・・・
 み・・店のみんなに白い目で見られるんだ・・・。」

幸絵は店長の悲しみをそこに見ていた。
そう店長は知っていたのだ。

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あとがき

個人的には
幸絵さんのお尻がかわいくて好きです。

レジからまだ3分くらいしか
過ぎていない
設定なのに
年を越してしまいました。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

ふぃがろ

幸絵016『幸絵クリスマスの葛藤 幸絵の願い』

”ごめんなさい・・・
 店長・・・。”

この店長がいなければ、
今、自分たちが知久土町に身をおくことは
出来なかっただろう。

けれども、
愛する夫の食費を確保するため、
そして、特別な夜・・・
まだ注がれていない
自分の膣口と子宮に愛する夫の精液を
溢れさせて貰えるのならば
どんなことでもしようと心に決めていた。

当然ながら
幸絵が
それに拘るのは理由があった。

”赤ちゃんが・・・
 愛しい幸絵加虐生殺自在主様の
 赤ちゃんが欲しいんです・・・。
 だから・・・”

今日、
授かることが出来なくても
今日がそのきっかけになれば・・・。
いずれにしても、
いまだ愛する夫に
一度も挿入されていないそこに・・・
それをしてもらわなければ・・・

幸絵には幸絵なりの
退っ引きならない理由があった。

更には
哀玩ストアには
幸絵の他にも女性店員がいるし、
その中には
幸絵よりも若い独身店員もいた。

幸絵が必ずしも
ケーキの特売の手伝いを
しなければならない理由はなかった。

”本当にごめんなさい、
 店長・・・”

幸絵の願い



大好きだったあの人の為にも
幸絵はどうしても
子作りを果たしたかった。

罪悪感を覚えながらも
震える店長の背中を見つめながら
幸絵は了解の返事を待っていた。



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ふぃがろです。
よろしくお願いします。

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