2014/01/03 幸絵018『幸絵クリスマスの葛藤 店長の嘆き』 「僕だってわかってる・・・ 店のみんなが 陰でどんな風に僕のことを 言っているかくらい・・・ 親父だって 東京で仕事を干されて 帰ってきた息子のことを 恥さらし者と・・・ きっと 思ってるに違いないんだ・・・。」東京の一流大学東京の一流商社と進んだ自分の人生に室山は少なからずプライドを持っていた。しかし、その賢しげな態度が東京での失敗につながり知久土町に戻ってきてからも店のものに対して横柄な態度を取ってしまっていた。店員たちからの白い目に気づき自らの失敗に気づいたときには既に遅かった。信用を取り戻そうとしても焦るばかりで思わぬ失敗を繰り返していた。今回のケーキの発注についてもそうした焦りが招いたものだった。-----------------------------------あとがき店長の話、悲哀があらわせればなーと思いましたが、やっぱ、男はあんまり愚痴言っちゃいけない・・・。でも、張り詰めてるといいたくもなるよなーと感じたりして。つまらない展開かなーと思いながら書いたのだけれど。ふぃがろ
2014/01/02 幸絵017『クリスマスの葛藤 店長の苦悩』 幸絵は恩義に報わぬ自分に嫌悪感さえ覚えていたけれどもそれまでの幸絵の思いは店長には届いていないようだった”気分を損なわれても 致し方のないことをしている・・・。”店長の無言に幸絵は自らの心無い言葉への返事であることを感じていた。「・・・・・・・。」「え・・・?」室山店長は何かをしきりにぼぞぼそとケーキに向かって呟いていた。「あ・・・ あの・・・店長・・・?」思わず幸絵は店長に声を掛けた。その声にも店長からの返事は無く呟き続けていた。いつもの颯爽とした覇気のある声が同じ喉から発せられるのが信じられないほどに力ない声であった幸絵は致し方なくその声に耳を澄ました。「ま・・・ また、親父にどやされる・・・。 また・・・ み・・店のみんなに白い目で見られるんだ・・・。」幸絵は店長の悲しみをそこに見ていた。そう店長は知っていたのだ。---------------------------------------------------------------あとがき個人的には幸絵さんのお尻がかわいくて好きです。レジからまだ3分くらいしか過ぎていない設定なのに年を越してしまいました。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。ふぃがろ
2014/01/02 幸絵016『幸絵クリスマスの葛藤 幸絵の願い』 ”ごめんなさい・・・ 店長・・・。”この店長がいなければ、今、自分たちが知久土町に身をおくことは出来なかっただろう。けれども、愛する夫の食費を確保するため、そして、特別な夜・・・まだ注がれていない自分の膣口と子宮に愛する夫の精液を溢れさせて貰えるのならばどんなことでもしようと心に決めていた。当然ながら幸絵がそれに拘るのは理由があった。”赤ちゃんが・・・ 愛しい幸絵加虐生殺自在主様の 赤ちゃんが欲しいんです・・・。 だから・・・”今日、授かることが出来なくても今日がそのきっかけになれば・・・。いずれにしても、いまだ愛する夫に一度も挿入されていないそこに・・・それをしてもらわなければ・・・幸絵には幸絵なりの退っ引きならない理由があった。更には哀玩ストアには幸絵の他にも女性店員がいるし、その中には幸絵よりも若い独身店員もいた。幸絵が必ずしもケーキの特売の手伝いをしなければならない理由はなかった。”本当にごめんなさい、 店長・・・”大好きだったあの人の為にも幸絵はどうしても子作りを果たしたかった。罪悪感を覚えながらも震える店長の背中を見つめながら幸絵は了解の返事を待っていた。